ページの先頭です。
本文へジャンプする。
サイト内共通メニューここまで。

司法修習生ページ

このページは司法修習生へ向けた情報を掲載しています。

司法修習生ページ

【67期】最後まで諦めないこと(横浜修習・男性・30代後半)

2015年01月29日更新

私は、神奈川県出身であり、横浜で修習をすることができたことから、神奈川県で就職したいと考えていました。神奈川は、東京と比べると公募している事務所の数も少なく、公募した事務所には応募が殺到します。そのような厳しい競争を勝ち抜くためには、学歴や司法試験の成績に加えて、プラスアルファの要素が求められます。私自身には別段人に自慢できるような要素もなかったので、せめて人との繋がりを大切にしようと考え、修習中から色々な会合に出席させていただき、自分なりに顔を売ってきました。

 

しかし、折からの就職難に加えて、私自身の年齢も高かったため、なかなか良いご縁にめぐり合うことかできずにいました。周りの修習生が次々に就職が決まっていく中で、自分はこのまま就職できないのではないかと不安になっていきました。

 

それでも、まだ就職の決まっていない修習生同士で励まし合ったり、仲良くさせていただいていた先生方に勇気付けられ、なんとか正気(笑)を保って、就職活動を頑張ってきました。この場を借りて皆さんに御礼申し上げます!

 

そんな中、就職応援会の会場で、たまたまお手伝いをされていた先生(私の中高の先輩にあたる方です。)が、今の事務所の所長を紹介してくださって、それがご縁で、幸運にも現在の事務所から内定をいただくことができました。

 

今振り返ると、採用する側からすれば、数多くの応募者の中から、その事務所に合うと思われるベストの人材を選んでいくわけですので、履歴書や面接では、「自分は他の人よりここが優れている」ということを積極的にアピールできなければ話になりません。私はこの点が欠けていたのだと反省しています。

 

ただ、たとえ応募に落選したとしても、皆さんの人格まで否定された訳ではありません。偶々その事務所の求める人材ではないという判断がされたに過ぎません。それも限られた文字数、面接時間の中でです。今はまだ良縁にめぐり合えていない方でも、その方なりの長所や強みは必ずあります。決して腐らずに、自分のアピールポイントやその伝え方を研究する努力を続けていれば、最後には私のように素晴らしい出逢いが待っていると思います。最初に就職する事務所で、今後の弁護士人生が決まると思いますので、焦って自分に合わない事務所に入るくらいなら、じっくりと腰を落ち着けてアンテナを張り続けることが大切だと思います。

 

最後になりましたが、皆様が自分に合った事務所を見つけることができますよう心よりお祈り申し上げます。そして、来年の当会への入会をお待ちしております!

 
 
本文ここまで。