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司法修習生ページ

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【67期】いろいろな方からアドバイスをいただいて(富山修習・女性・30代前半)

2015年01月29日更新

私は、修習期間中の10月に開催された横浜弁護士会主催の就職応援会をきっかけに、現在の事務所に応募し、縁あって就職することになりました。修習が始まる前の10月から就職活動を始めましたが、現在の事務所から内定をもらえたのが二回試験の結果発表の5日程前でしたので、就職活動には苦労したといえます。

 

修習が始まる前は、説明会に参加したり、知人から弁護士を紹介してもらったりして、弁護士と直接お話しする機会を大切にしました。就職の御縁はありませんでしたが、修習にあたって有意義なアドバイスをいただける良い機会となりました。

 

実務修習が始まってからは、ひまわり求人求職ナビや出身ロースクールの公募情報を見て履歴書を送る方法が中心となりました。弁護士と直接会ってお話を伺わないと、どのような事務所であるかわかりにくく、平板な履歴書になってしまいがちです。なるべく多くの弁護士と直接お会いしたかったのですが、修習地が富山であったため、時間やお金の制約上、気軽に東京や横浜に行くことはできませんでした。説明会に行く事務所は厳選していました。そこで、履歴書は、「弁護士を志望する理由」「理想の弁護士像」「貴事務所を志望する理由」「自己PR」などの欄を大きめにとり、私がどのような人物であるかを応募先に知っていただけるように工夫しました。

 

集合修習が始まってからは事務所訪問がしやすくなりました。そのような中、横浜弁護士会主催の就職応援会に参加しました。就職応援会は、修習生が自由に弁護士とお話しできる立食形式でした。積極採用マークの赤いシールを貼りつけた弁護士のところに修習生が殺到しており、気後れしましたが、話したそうにしていると気づいてくださる先生もいます。お話を伺うときに気をつけていたことは、後で送ることになる履歴書やお手紙に盛り込めることを質問するようにしていました。周りの修習生がどのような質問をするかということも参考になります。

 

就職活動をする上でよかったなと思うことは、いろいろな方からアドバイスをもらえたことです。就職活動経験がほぼなかったので、民間企業にお勤めの方や就職活動中の大学生に、一般の就職活動常識を教えてもらいました。一方で、弁護士の就職活動は、民間企業の就職活動とは異なるところもあるので、弁護士をしている友人に、法律事務所特有の就職活動の常識や、どのような人を採用したいかなどを教えてもらいました。恥ずかしながら、履歴書を送る際には送付状をつけることや、公募していないところにはまず履歴書を送りたい旨のお手紙を書くこと、面接をしていただいたらお礼の手紙かメールをすることなども知りませんでした。

 

私のようにのんびりしすぎるのも考えものですが、周囲の人で就職先が決まっていない人はおらず、みんな最終的には就職できているので、変に焦ったり、神経質になったりする必要はないと思います。運よく就職先が決まるということもあるので、いろいろな弁護士と出会う良い機会だと捉えて、前向きに就職活動に取り組むと良いと思います。少しでもどなたかの参考になることができれば幸いです。

 
 
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