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副会長として思うこと

2012年11月02日石井 誠弁護士

私は今年の4月から1年間、横浜弁護士会の副会長に就任しています。
副会長(5名)は、会長と共に、弁護士会の経営者的な立場で、弁護士会に関する様々なことを決めて実行する任務を負っています。

副会長の主な仕事は、おびただしい数の書類に決裁のハンコを押すことと、弁護士会等で行われるいろいろな会議に出席することです。

一方、副会長の仕事として、一般の方と直接に接触してお話をすることもあります。その主な場面は、一般の方から当会の弁護士に関して報告されてくる苦情への対応です。

そのような苦情は、まずは当会に設けられている「市民窓口」を担当する弁護士が電話で対応していますが、担当弁護士が時間内に電話できなかった案件や、当会に直接来会されて苦情の申立てをされる方の案件は、副会長が直接対応しています。

私もこの4月以降、数々の苦情対応をしてきましたが、中でも多いのは、依頼した弁護士の説明が不足していることが原因と思われる案件です。
いうまでもなく、弁護士は依頼者に対して、事件の処理の状況や弁護士費用等について納得がいくまで説明をすべき義務があります。そのような苦情が跡を絶たないのは、同業者としても誠に残念なことです。

一方、そのような事案の中には、依頼者が弁護士に対して遠慮をしてしまっているために、必要な説明を受けられていないというものも多く見受けられます。
依頼者は弁護士に安くない費用を支払って事件処理を依頼し、弁護士は仕事として事件処理をすべき立場にあるのですから、依頼者は弁護士に対して遠慮などする必要はなく、自分が納得いくまで説明を求めていいのです。
苦情を申し立ててきた方に、私がそのような話を時間をかけてすると、

「そうだったのですか。弁護士さんに遠慮する必要なんてないのですね」

と納得し、苦情申立て前と比べて元気になられる方が多くいらっしゃいました。
そのような時、私は、副会長になって良かったと思うのです。

 
 
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