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つがいの鳥

2013年03月15日狩倉 博之弁護士

近所の梅の木にメジロのつがいがやってきました。梅の白い花に品のよい黄緑色のメジロ、しばしボーっと眺めていたら、1羽が飛び立ち、まもなくもう1羽も飛び立っていきました。最近減ったと言われているスズメも意識して見ているとまだまだたくさんやってきます。

近頃、自宅や職場の周辺でも、野鳥を見かけるとつい足を止めて見入ってしまいます。お気に入りはシジュウカラで、黒と白のコントラストとすっきりとしたシルエットがなんともおしゃれな小鳥です。そんなしゃれた姿をしていながら、ちょこちょこちょこっと小走りする姿は何ともユーモラスです。歩き方といえば、ムクドリのずんぐりむっくりした歩き方にもつい笑みがこぼれてしまいます。先日は、弁護士会館の植え込みに止まっていたカラスに出くわし、黒一色かと思った羽色が、よく見ると青みがかっていて、光沢があり、見る角度で複雑な色合いであることを知りました。警戒してこちらを見ているカラスと暫しお見合い状態。

特にバードウォッチャーでもなく、野鳥を愛でるような趣味はありませんが、最近になって鳥たちに目が留まるようになったのはなぜでしょうか?そういえば、2,3年前から、職場近くの早咲き、遅咲きの桜で季節の変化を感じたり、イチョウのちい~さな若葉に何とも言えない生命力を感じたりするようになりました。

40代も半ばになり余裕ができたのか?いやいや、あいかわらず諸事に追われる毎日からして、それはなさそうです。むしろ癒しを欲しているのでしょうか。若かったころは、新しい出来事、経験がたくさんあり、多くの情報に触れ、流行りを追いかける毎日だったのが、溢れ続ける情報についていけなくなりつつあり、日々、同じことの繰り返しになりがちになっていくなか、自然や季節の変わらない変化に安心感を覚えるのかもしれません。

季節の花が咲き、鳥がやってくるというのは、当たり前だけれども、毎年忘れることなく繰り返され、季節の変化とその中で生きている自分たちを実感することができます。日々浴びせられる膨大な情報のシャワーの中で、変わらないもの当たり前のものに惹かれるようになった気がします。

つがいの鳥を見ながら、その仲むつまじい姿に自分もそうありたいと思いつつ、この原稿のためにネット検索をしていたら、「鳥類の90%以上が一夫一婦制だが、一夫多妻、一妻多夫もあり、一夫一婦制の種でも婚外関係は一般的」との情報を見つけました。知るということは悲しいことかもしれません。ただボーっと鳥を眺めよう。

 
 
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