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初心

2014年06月26日清水 茂弁護士

先日,私の所属する事務所の所長が高知県に初上陸したそうです。高知県といえば,人物でいえば坂本龍馬,食べ物でいえばカツオやゆずで有名ですが,私にとっては弁護士になる前の司法修習の際に赴任した縁のある土地です。

司法修習とは,司法試験に合格後,裁判官・検察官・弁護士になろうとする人の大多数が受ける研修です。司法修習生は,全国どこかの裁判所・検察庁・弁護士事務所に配属され,約1年間かけてそれぞれの仕事を学ぶことになります。

10年ほど前,司法修習生を主人公とした(私の知る限りの)ドラマとして「ビギナー」というものがありました。劇中の司法修習生が,不器用ながらも紛争に関わる人間の気持ちを必死に理解しようとする姿勢に感銘を受けた記憶があります。私は,このドラマをきっかけに「司法修習生」になろうと決めたことを思い出しました。

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その後私は弁護士になり,依頼者の利益を最優先に考える立場になりました。ただし,それだけを考えれば良いのではなく,紛争に関与している全ての人の気持ちを理解しようと努力する姿勢がなければ,依頼者の利益を最大限にする解決策を提案することは困難です。そのような意識を持ったうえで,より良い解決策を提案できないか模索し続けることが,実際に経験した司法修習のなかで学んだ大事なことの一つです。

日々の弁護士業務に忙殺されているうちに,修習生のときに学んだ法律専門職として人と向き合う際の心構えを見失っていないか,謙虚さを失っていないか。

お土産にもらった高知県の名産品「ゆずしぼり」を見て,改めて初心を肝に銘じました。

 

執筆者情報

弁護士名 清水 茂
事務所名 伴法律事務所

 

 
 
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