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ヤビツ峠の風

2015年06月05日古谷 泰宏弁護士

風薫る初夏の空気を切り裂いて,カラフルなウェアをまとったロードレーサーたちが自慢の愛車で走り抜けていく......私が事務所を開いている秦野には,自転車乗りの間で聖地と呼ばれている峠がある。

その名はヤビツ峠。

表丹沢の登山の玄関口でもあり,登山客やバイク乗りもよく訪れるこの峠は,東京近郊における自転車のヒルクライム(登坂競技)のメッカとしても有名である。私の実家がこの登山道沿いにあることもあり,昔から移動には自転車をよく利用していた。自転車は単なる移動手段であるだけでなく,楽しみの手段でもある。ペダルを漕ぎ風を切って走る爽快感。急な坂を息を切らして登り切った時の達成感。その先から見える景色に思わず息を飲むこともある。

地元で即独して以来日々せわしなく動いてきたこともあり,ここ最近はサドルをまたぐことも絶えて久しかったのであるが,春の匂いに誘われて,久しぶりに遠出をしてみることにした。

倉庫の隅で文字通り埃をかぶっていた自転車は,チェーンが少し錆び付いていたが,ブレーキ回りやタイヤの空気圧は問題ない。コースとしては,ヤビツ峠まで登った後,そのまま宮ヶ瀬ダムで有名な宮ヶ瀬湖まで下り,厚木・伊勢原方面から帰ってくるルートと決める。

写真1
宮ヶ瀬湖
写真2
菜の花台付近

さてと漕ぎ出してみたものの,やはり日頃の運動不足が祟ってすぐ息が切れる。私の愛車はシティサイクル寄りのクロスバイクで,それほど遠乗りに向いている車種ではない。本格的なロードならもう少し楽に登れるのだろうかと思いながら一漕ぎ一漕ぎ力をこめる。

途中菜の花台などの眺望の良いスポットに足を止めつつ,新緑の杉林の中を一気に登っていく。抜かされたあと上まで行って降りてきたサイクリストに何人もすれ違い,ようやくヤビツ峠まで辿り着く。苦労が報われる瞬間である。少し休んだ後,清川村を通り宮ヶ瀬ダムまでの細い山道を延々と下っていく。宮ヶ瀬湖の涼風で疲れを癒やしたら,県道64号線を下り,伊勢原方面へ抜け,国道246号線沿いに走り,帰宅する。

日々の執務の疲れとはまた違う心地よい疲れに包まれた休日となった。

 

執筆者情報

弁護士名 古谷 泰宏 写真
事務所名 丹沢法律事務所
事務所住所 秦野市今川町2-15リバーサイド小泉203
TEL 0463-74-4130
FAX 0463-74-4131
メール coffee.break.first@gmail.com
Webサイト http://tanzawa-law.com
 
 
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