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「あら,いやだ」

2016年03月04日佐藤 裕弁護士

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もう弁護士になって10数年。
そろそろそれらしい風格が備わってきたのではないかと思う
今日この頃です。

先日,業務外の知り合いに私の仕事が弁護士と知れました。すると「あら,いやだ,弁護士だったの?いいわねぇ」と言われました。一見褒められているようにも思えます。しかし,なにか引っ掛かるものを感じました。

「あら」まではいいんです。ドラマや映画で作られた弁護士というイメージと私の見た目との間に多少の(大きな?)ギャップがあるのでしょう。もしかしたらいい意味でのギャップなのかもしれません。「素敵な人だと思ってはいたけど弁護士だったんですね。」という意味かもしれません。いや,そうに違いありません。

しかし,それに「いやだ」が続くとなると俄かに雲行きが怪しくなってきます。それどころか,大きな声で言い返したいところです。「いやだ」は「あら」と違って明らかに否定したい気持ちの表れです。私が弁護士だと何かいけないのでしょうか。夢を壊すのでしょうか。確かに口が悪くて多方面からお叱りを受けています。見た目だってお世辞にも知性あふれて神経質そうな痩せ型とは言えず,どちらかというと...あーそうですよ。知性じゃなくて脂肪があふれちゃってますよ。太っちゃってますよ。自転車だって体重制限で乗れないものもありますよ。それが何か...おっと,暴走してしまいました。これでも色々着込めば「着太りするだけでほんとはスマート」に見えないこともありません。仕事はしっかりとやってるし,むしろ弁護士らしい弁護士だと思っているのに...なんで「やだ」なんでしょう。

そして,それに続くのは「いいわね」とか「いいなぁ」です。何がいいんだろう。よく誤解されるのですが,私は自分たちで法律事務所を開いているので給料はどこからも出ません。ある意味不安定です。しかも,昔の弁護士と違って最近の弁護士は羽振りがいいとは言えません。年金は国民年金です。将来の手厚い保証はありません。でも仕事のやりがいはとても大きいです。もしかしたらそこを指して「いいなぁ」なのかもしれません。まぁそれならいいか。

でも怠けているわけにもいきません。「へぇ,やっぱり,弁護士なんだ,頑張ってね」と言われるように自分を磨こうと思います。

 

執筆者情報

弁護士名 佐藤 裕

 

 
 
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