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いじめ予防授業の講師を経験して

2019年04月19日小林 祐子弁護士

 昨年,小学校でのいじめ予防授業の講師を担当しました。

 いじめ予防授業とは,いじめを予防するための弁護士による学校での出前授業です。私は,これまで出前授業の経験がなく,授業をきちんと聞いてもらえるのだろかと勝手に心配になりました。その後,他のクラスの授業を担当する弁護士との打合せを重ね,イメージを掴むことはできました。でも,本番は何が起こるか分かりません。念のため,前夜には,自宅で時間を測りながら予行演習をし,冒頭で小学生の気持ちをぐっと掴む,ふざける生徒がいたらこうやって注意するなどのイメトレも行いました。

 そして,当日。小学校の校舎に入るのは,かなり久しぶりのことです。校庭の土埃,下駄箱周りの少し雑然とした様子,そして,日差しが差し込む校内の温もり。一気に懐かしい気持ちになりました。

 授業では,最初に,掴みとして,弁護士に対するイメージを聞きましたが,弁護士物のドラマが多く放映されている影響か,刑事弁護のことを話す生徒さんが多かったです。授業では色々な質問をしましたが,どの質問にも,すごい勢いでたくさんの生徒さんが手を挙げ,自分の意見を言ってくれたことに驚きました。私が小学生だった頃,授業でこんなに活発な議論が繰り広げられていたことはなかったように思います。また,生徒さんが「えー!!」,「そうなんだ!」等とても素直な反応を見せてくれたのも嬉しかったです。授業はスムーズに進行できましたが,生徒さんの積極性のおかげなので,前夜のイメトレが活かされたのかは分かりません。

 次の時間が給食の時間だったことから,学校のご厚意で,私も教室で給食をいただきました。隣の席の生徒さんが私のお世話係(?)だったのか,優しく,給食のルールを教えてくれて,色々な話をしてくれました。塾にクラブに習い事に,とても忙しそうで,「毎日忙しいね」と言うと,「やりたくてやってるからね」と大人びた回答をされました。給食自体は昔とあまり変わらない薄味の和食で,美味しくいただきましたが,食後,牛乳パックを潰す際に,残っていた牛乳を誤って少し飛ばしてしまいました。牛乳を机に飛ばされてしまった生徒さんに謝りながらも,昔,こういうことがあったなと懐かしい気持ちになってしまいました。

写真

 変わらない学校に懐かしさを感じつつも,子どもたちの頼もしさに感じ入る,貴重な経験をさせていただきました。

 

執筆者情報

弁護士名 小林 祐子

 

 
 
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