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あえて、現実逃避

2019年05月17日杉原 弘康弁護士

 絶えず批判に晒されかねない現代社会においては、時にはあえて現実逃避をして、非日常的な体験によってストレスを逃がしてあげることも必要なように思えます。

 私は、現実逃避の手段として、夜になって仕事に疲れてくると、「絶滅動物図鑑」という図鑑をぼーっと一人眺めることがあります。「絶滅動物」というと、環境保全などの活動を思い起こされる方も多いと思いますが、私の場合は、そういった高尚なものでは全くなく、『えっ、大昔の犬ってこんなデカかったの?』『こんな生き物が、今いたら怖いな。』といった、非日常感を手軽に楽しむ趣味の一つであったりします。絶滅した理由も生物によっては個性的で、中には、人懐っこすぎて自分たちを捕獲しようとしている人間にも警戒心なく近づいていった結果、乱獲され絶滅してしまったという、悲しくも愛らしいエピソードに出会えることもあり、そのドラマ性も楽しめる要素の一つだったりします。

 さて、この絶滅動物図鑑ですが、複数冊読んでいると、当然、同じ生物が掲載されていたりします。ですが、同じ生物のはずなのに、一方の図鑑では目が可愛らしいのに、他方では恐ろしい目つきだったりして、イラストが意外にも全然違うということが良くあります。何故こんなにも違うのかと思い少々調べてみると、ある学者さんが「化石等からわかる情報は限られているので、これをイラスト化するには、学者やイラストレーターの想像で補わなければならないことが少なくない。」という発言されてました。「なるほどなぁ」と思いつつ、「これってどこかで聞いたことあるな。」とふと思った矢先・・・ あっ、訴訟法の授業で教授が「人間は過去に遡って事件をみることができないから、証拠を通じて想像するしかない。」と言っていたあの言葉だ・・・

 非日常感を味わいたくて手にとった図鑑から、無理矢理に現実に引き戻されてしまい、現実逃避も一筋縄ではいかないと思う、GW明けの夜でした。

写真1

こんなかんじの図鑑です。

写真2

とある弁護士の現実逃避

 

執筆者情報

弁護士名 杉原 弘康

 

 
 
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