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「先生」と呼び合う慣習

2019年06月21日種村 求弁護士

 弁護士業界では,日頃,弁護士同士が互いに「先生」と呼び合っています。

 通常,弁護士になるには司法修習を経なければなりませんが,その司法修習生になった時期ごとに修習期が定められていて,その修習期が1期でも上になると「先輩」扱いとなります。

 こういう,いわば「先輩」に対して呼びかけるときや,あまり親しくない弁護士同士が呼び合うときなどに,「先生」を付けるのは,弁護士業界の「慣習」といってよいものがあります。

 この「慣習」は弁護士以外にはかなり奇異にうつるらしく,弁護士会将棋会にプロ棋士の先崎学九段をお招きした際の出来事が同九段のコラムに掲載された際にもそのような感想が記載されるほど(そう言われてみると将棋のプロ棋士同士が先生と呼び合っているのを見たことは私にはありません。)。

 とはいえ,この「慣習」に従わないと他の弁護士から奇異な目でみられてしまいそうで保身の気持ちが働きますし,弁護士生活10数年に及ぶとこの「慣習」にどっぷりつかってしまっていて今更変えられないというのもあり・・・

 また,呼びかける対象の弁護士の名前をうっかり忘れてしまっていても,「先生」と言っておけばとりあえずその場を切り抜けられるというメリットもあります(弁護士に成り立てのころ,どんなに年下の弁護士にも「先生」を付けて呼んでくださる先輩弁護士に「なんて腰の低い方なんだ。」と感動していましたが,今思うと単に名前を覚えていらっしゃらなかっただけかも・・・)。弁護士が激増している上に自分の記憶力の低下を実感する昨今,このメリットは捨てがたいところ。

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 弁護士同士が「先生」と呼び合っているのを見ても温かい目で見てくだされば幸いです。

 

執筆者情報

弁護士名 種村 求

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事務所名 川崎パシフィック法律事務所
事務所住所 川崎市川崎区駅前本町11番地1パシフィックマークス川崎ビル6階
TEL 044-211-4401
FAX 044-211-4402
メール info@kawasakipacific.com
Webサイト http://www.kawasakipacific.com/

 

 
 
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