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相互直通とダイヤ

2019年07月19日坂本 学弁護士

 相鉄・JRの相互直通が11月30日から開始されます。これに関連して,鉄道ダイヤや新線建設について思うままに書き連ねてみたいと思います。

 この直通により,乗り換えなしで都心へアクセスできるようになりますので,人の流れも変わってくるはずです。先の話になりますが,相鉄と東急の相互直通も予定されており,相鉄沿線から都心へのアクセスが向上するはずです。向上すると断言しないのは,直通先の横須賀線や東横線のダイヤにさほど余裕がなく,どの程度の本数が直通するかわからないからです。鉄道ファンとしては,どのようなダイヤが組まれるか,楽しみにしています。

 直通運転の際にダイヤの余裕が問題となることは結構あり,上野東京ライン開通の際には,ラッシュ時の直通列車の設定がなかった常磐線沿線の自治体から,ラッシュ時の乗り入れを求める申し入れがJRになされています。また,相鉄線が海老名駅から本厚木駅まで乗り入れる構想については,小田急線がダイヤに余裕がないとして否定的であると伝えられています。本厚木の事務所から関内の弁護士会本部や横浜地裁本庁へ行く際には,直通があれば楽なのですが,朝のラッシュ時を見る限りダイヤに余裕はないと感じます。

 今回の相互直通運転開始のために西谷駅―横浜羽沢(貨物)駅間の約2.7kmの新線が建設されています。近年は,新幹線を除き,比較的長距離の新線開通がなく,鉄道ファンとしては一抹の寂しさも感じます。

 かつては田園都市線の沿線に多摩田園都市が開発されたように,鉄道開通と沿線開発がセットで行われることがよくありました。しかし,少子化による人口減少局面となり,タワーマンションによって都心部で大量の住宅供給が可能となると,かつてのような大規模開発は難しいのでしょう。交通政策審議会答申を見ても,既存路線をつなぐ短距離の新線や複々線といった鉄道ネットワークの改良が多い印象を受けます。

 建設区間が短いとはいえ,直通運転により,人の流れがかわれば,沿線風景も変る可能性を秘めています。武蔵小杉駅周辺もJR横須賀線停車以降劇的に発展しました。それ以前も南武線と東急線の乗換駅として栄えていましたが,タワーマンションが立ち並ぶようになるとは想像していませんでした。

 相鉄線も都心から見れば武蔵小杉駅から数駅先になりますので,都心への通勤需要もありそうです。他方で,都心アクセスに横浜駅を経由する必要が無くなりますので,西谷駅以東の変化も気になります。西谷駅の鶴ヶ峰寄りには引上線が設置されていますので,区間列車の設定によって横浜駅へのアクセスが向上するかもしれません。

写真1

西谷駅から横浜羽沢(貨物)駅方面の線路は
既に敷設されている。
令和元年7月7日撮影。

写真2

西谷駅から鶴ヶ峰駅方面。
中央が引上線となっている。
令和元年7月7日撮影。

 

執筆者情報

弁護士名 坂本 学
事務所名 ジン法律事務所弁護士法人
事務所住所 神奈川県厚木市中町4-14-3雅光園ビル702号室
TEL 046-297-4055
FAX 046-205-5169
Webサイト https://www.zin-law.com/

 

 
 
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