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会長のご挨拶「弁護士は社会のために。弁護士会は会員と社会のために。」

神奈川県弁護士会会長
島崎 友樹

神奈川県弁護士会会長 島崎 友樹

 基本的人権の擁護と社会正義の実現は弁護士の使命です。神奈川県弁護士会はそれらを成就させるために積極的に活動しています。
 具体的には、人権救済のための措置、高齢者・障害者・子ども・外国人などの社会的弱者や少数者への支援、すべての性の平等の実現や貧困問題解消のための取組み、労働者の権利擁護、被災者支援、犯罪や反社会的勢力等の被害者支援、中小企業・小規模事業者への支援、自治体運営への人材派遣、消費者問題、公害環境問題や情報問題についての取組み、そして刑事弁護など様々な活動を行っています。また、現下の国際情勢の中でこれまで以上に平和が希求される時だからこそ、当会が継続して取り組んできた立憲主義堅持のための活動に力を入れてまいります。

 弁護士は、一つの職業ですが、公益活動を実践する プロフェッションであるべきです。弁護士の職責の多くは市場原理になじみません。弁護士のみが業としてすべての法律事務の提供を許されています。 弁護士は人々の安らかな生活のための重要な社会基盤の一つです。そのことを、弁護士及び当会は肝に銘じなければなりません。責任は重大です。そこで、当会は、一人一人の弁護士が誇りをもって元気に責任を果たせるよう、弁護士を大いに支え、その倫理的・技術的な質を確保する努力を重ねてまいります。そして、一方で、弁護士に対する懲戒権を適切に行使いたします。

 多くの方々に弁護士及び当会をご活用いただきたいと考えております。「弁護士は何をしているのか。何が出来るのか。弁護士会とは何か。」を地域社会の皆様に更にご理解いただけるよう努力してまいります。

 「弁護士は社会のために。弁護士会は会員と社会のために。」との信念のもとに、多様な考えを尊重しつつ、関係諸団体と連携して、諸施策を進めてまいります。

2023(令和5)年4月1日
島崎 友樹

 
 
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