ページの先頭です。
本文へジャンプする。
サイト内共通メニューここまで。

会長声明・決議・意見書(2019年度)

当会会員に対する懲戒処分についての会長談話

2019年07月16日更新

本日,当会は,2019年6月19日付け懲戒委員会の議決に基づき,当会の猪俣貞夫会員に対し,退会命令の懲戒処分を行い,効力を生じました。

同会員は,後見開始の審判申立手続を受任する際,合理的な理由なく委任契約書を作成せず,事件処理の方法や弁護士報酬・費用について,依頼者に対して適切に説明せずに,正当な理由もなく,高額な手数料を受領しました。

また,同会員は,依頼者から後見開始申立実費・医療費等に充てるため預託された預り金合計270万円の一部について預り金口座に入金して管理することを怠っていました。さらには,後見開始の審判が出され,当該預り金について,精算の上返還すべき金員があるにもかかわらず,これを事務所経費に流用して直ちに返還しませんでした。

弁護士が事件を受任するときには,契約書を作成し,また預り金については,預り金口座で管理することが義務付けられており,これに反する同会員の杜撰な事務処理は,強く非難されるべきものであります。また,預り金の流用は断じて許されるものではありません。

このような同会員が行った上記各行為は,弁護士法第56条第1項に定める弁護士としての品位を失うべき非行にあたります。

同会員は,2014年12月にも,預り金の流用を理由として業務停止1年4月の懲戒処分を受けております。それにもかかわらず,本件各行為を行ったことは,弁護士会及び弁護士に対する市民の皆様の信頼を損なうものであり,極めて遺憾であります。

当会としては,今後も,懲戒処分の実効性の確保に向け,より一層真摯に取組を行う所存です。


2019年7月16日

神奈川県弁護士会

会長 伊藤 信吾

 
 
本文ここまで。