横浜弁護士会新聞

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2002年10月号(2)

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補助金増額を求めて 理事者が自治体訪問
 去る八月、理事者による県下自治体への訪問が行われた。法律扶助への補助金増額について理解を得ることを目的としたもので、一一日間で県下二〇の自治体を訪問するという、かなり過密な日程の中で行われた。
 財団法人法律扶助協会神奈川県支部における代理援助の決定件数は、過去三年間前年比二割の増加を続けており、平成一三年度は一五二三件にまで達し、本年度には一八〇〇件を超えることが予想されていた。
 しかしながら、国庫補助金が微増に止まっているため、同協会本部の指導により、本年度の決定件数は一三〇一件に抑制されることになった。結果として、従前に比べ扶助決定までに長時間を要するようになり、さらには本来扶助を受けるべき者が受けられなくなるという事態が生じてしまっている。
 今回の自治体訪問では、各自治体の首長及び議会議長に対し、池田会長より法律扶助の危機的状況についての説明がなされ、当会が各議会に請願した国庫補助金増額を求める意見書採択への理解と善処が求められた。
 同月二日、最初の訪問先である神奈川県では、小島幸康県議会議長より、日頃の扶助事業に対するねぎらいの言葉をいただき、岡崎洋県知事との面談ではワールドカップの話題が出るなど、うち解けた雰囲気の中で意見交換が行われた。
 また、同月二七日の横浜市長訪問では、中田宏市長より、弁護士費用を負担できないために弁護士を依頼することができないことは問題であるとの意見を頂戴することができた。
 当会からの請願により、今秋以降各自治体議会において補助金増額を求める意見書が順次採択されて行くものと予想される。
 民事法律扶助の一層の充実は、司法制度改革審議会意見書においても求められており、利用者である住民に密着した自治体が補助金増額の声をあげていくことは、まさに地域からの司法改革といえよう。過密な日程の中での今回の訪問は、この問題に対する理事者の強い決意を示すものとなった。
(狩倉博之)

−慰謝料算定の実務−「関東十県会夏期研修会」
副会長 
 関東十県会夏季研修会が去る八月二四日、千葉駅近くのホテルサンガーデンにおいて開催されました。今年のテーマは「慰謝料算定の実務」でした。千葉では三〇年前に「慰謝料額の現状とその決定要因」というテーマで報告をしており、慰謝料に関しての三〇年ぶりの企画とのことでした。まず、この夏季研修会が三〇年以上続いていることに感心させられました。講演は以前当会の会員であった清田乃り子先生の離婚慰謝料についてからはじまりました。
 離婚事件は身近なので、判っているつもりの問題ですが、講演を聴くと、新たな発見があり、脳内情報は日々更新しなければと思いました。また、ストーカー行為など、新しい問題の慰謝料についての分析は、事件として接しているか否かに関わらず、興味深いものでした。そのほか、性犯罪事件の慰謝料などは、被疑者・被告人の弁護人となり、示談金額を提示する際、他の弁護士の意見を聞いてみたいと思うものですが、これらについて、アンケート調査を実施しており、その結果は大変参考になるものでした。当会は平成一六年夏季研修会の担当ですので、千葉に負けず、役に立つ研修にしたいと思います。

新シリーズ 理事者室の窓
副会長 青木 孝
 早、六カ月である。
 まだなったばかりという気持ちも残る。
 理事者室は、いつになく時間に追われているようである。
 特に、司法改革関連の意見照会などは、日程ぎりぎり。それでも、尾立ちゃんは、負けない。流石。
 予算編成の慌ただしさの中で始まった隆ちゃんは、フェスタに気合いが入ってスイッチオン。
 皆勤目指した古川さんは、今日も快刀乱麻の活躍。
 やはり、めっきり明るくするのは、香ちゃん。人を引きずり込む(?)のが何とも上手い。
 会長は、この八月に県内全市の首長、議会議長を回りきった。バイタリティー十分。
 しかし、一番はなんといっても、事務局のフォロー。
 ところで、当会員は、毎年約二五名ぐらいは、増え続けている。一〇年後には、間違いないく一〇〇〇名に達する。
 今は、大体の会員は、何とか具体的な顔が見える。これが、次第に相互にわからなくなってしまう会員が多くなるのかと想いとまどう。
 また、会員集会などの人の集まり具合を気にしながら、本当に集まったら、場所がないなどといらぬ心配をしつつ、月曜日午後は、理事者会である。五、六時間は座りっきりとなる。
 そこで、池田会長の一句。
雁帰る灯しごろの氷川丸
忠山

弁護士フェスタ 2002 in KANAGAWA II
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模擬裁判 あなたも裁判員です
 「ヨコハマたそがれ放火事件」
日時/ 11月30日(土)11:00〜
場所/ 横浜市開港記念館(中区本町1−8)
  横浜弁護士会館(中区日本大通9)

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