横浜弁護士会新聞

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2004年11月号(4)

 
弁護士フェスタ ポスター決まる
 今年で4回目を迎える“弁護士フェスタ in KANAGAWA”のポスターとチラシができあがりました。
 赤レンガ倉庫と海を背景に多色刷りのおしゃれなポスターです。大きさはちょっと小さめのA3版。あまり場所をとらないのでいろいろなところに貼っていただこうと思ってます。左下のかもめがキュートでしょ。

新人弁護士奮闘記 56期 須藤 由理
いつか「理想の」奮闘記
 「奮闘記」と言われても、何を書けばよいのか非常に困る。「こんなふうに頑張った結果、こんな良い結果が出た」というものがあれば、理想的な奮闘記として、胸を張ってご披露できるが、日々の生活の実態は、右往左往迷走したあげく、気が付けば何とか事件が終わっていたということばかりである。小さな失敗は数知れずで、これを書いているたった今も、相手方に送った数枚つづりの和解書が、「契印がありませんでした」と送り返されてきて、赤面したところだ(ページ数は入れたのに…)。
 依頼者との打ち合わせや相手方との交渉でも、自分の言葉の足り無さや、説得力の無さにほぞを噛む思いをする。ある薬物犯罪の国選事件で、被告人と接見した際、何かの折りに「薬物事件は再犯が多いから…」と口にしたところ、「じゃあ、あなたは私を信じてないんですか!信じてくれてない人に弁護される私の辛さがあなたにわかりますか!?」と被告人から怒鳴られたことがある。
 その後、必死になって、今の話は一般論に過ぎないことを説明したが、被告人の怒りはしばらく収まらず大変な思いをした。この時は、もう結審後のことだったのであまり問題はなかったが、これが公判前だったら、被告人の信頼を失って解任にでもなったかも、と思うと恐ろしい。
 弁護士は、言葉一つで争いを収めもするし、間違えれば争いを複雑にしてしまう。精進するしかないと思いつつ、現時点では、稚拙な言葉を振り回しながら、悪戦苦闘している毎日である。
 失敗をおそれても始まらない、日々ほぞを噛みながらでも仕事を片づけなければ成長しない。今はこんな情けない奮闘記しか書けないが、そのうち、もう少し弁護士として成長して、「理想の奮闘記」を書きたいな、と思っている。

千里の道の第一歩 野球部全国予選
 日弁連全国野球大会の予選ブロックが変更になり(東京、新潟、岐阜、三重、横浜から2チームが決勝大会進出)、今年で3年目。昨年、一昨年と惜敗している横浜チームは、3度目の正直という気持ちで第24回全国大会沖縄大会の予選に臨んだ。
 第一歩 突破
 第1戦目は岐阜戦。9月4日に岐阜市内のグランドで行われた。最初は相手ピッチャーの老獪なピッチングに打ちあぐねていたが、安芸ひまわり公設事務所に赴く石川裕一選手の二塁打など、横浜の若さが勝り、得点を重ねて、終わってみれば6対0、畑中投手の完封勝利だった。
 第二歩 挫折
 第2戦目は新潟戦。9月18日に敵地新潟で行われ、主力組みは前泊して、体調万全で臨んだ。試合は、初回、畑中投手の立ち上がりを新潟の1番、2番打者に連続二塁打されるなどで、いきなり4失点。しかし、昨年の横浜と違い、点を取られたその裏、関本選手のホームへのヘッドスライディング、4番井澤、5番上山のヒットなど、気迫あふれるプレーで2点を返した。その後、1点を取られて膠着状態が続くも、3点ビハインドの心理的圧力がじわじわと効いてきて、5回に3失点。最後まであきらめずに戦ったが、そのままゲームセットとなった(結果2対8)。「あとワンアウトで沖縄だ」という相手チームの声が耳に残る悔しい敗戦だった。
 歩き続ける横浜マリナーズ
 今年も全国大会出場はならなかったが、東京チームに初勝利をした今、我が横浜マリナーズの次の目標は全国大会制覇。目標までは千里程の道のりがあるが、あせらず、たゆまず、がんばっていきたいと思う。今後とも、応援の程よろしくお願いします。
(横浜マリナーズ主将・服部政克)

弁政連設立総会のお知らせ
 司法制度改革も最終立法化の段階を迎え、在野法曹である我々が意見を発信し、政策決定過程に積極的に関与していかなければなりません。これまで、日弁連有志により、日本弁護士政治連盟(弁政連)が結成され、国会議員対策等がなされて来ましたが、地方の実情を踏まえた活動が十分できませんでした。過日、郵便でもご連絡いたしましたが、当会会員有志において、日本弁護士政治連盟神奈川支部を結成するため、下記要領にて、設立総会を開催いたします。
 会員各位の積極的な参加をお待ちしております。
日時 平成16年11月25日(木) 午後5時30分
場所 横浜弁護士会館5階

いろいろな相談にお応えします。
横浜弁護士会総合法律相談センター
・相談方法  面接相談(電話で予約)
・相談料金  1回45分以内 7,875円(消費税込)
[本部]
・相談時間/ 13:15〜16:15
・予約受付/ 10:00〜12:00
13:00〜16:00
・相 談 日 / 月〜金曜日
(045)211-7700
横浜市中区日本大通9番地
横浜弁護士会館

▲地図をクリックすると拡大します
★多重債務相談センター★
(045)211−7700
・相談時間/ 9:45〜11:45
・相談料金/ 5,250円(30分以内)
※消費税込

編集後記
 はや11月です。しかし、今年は本当に台風が多かったですね。冬は大雪になるかも。地球は大丈夫でしょうか。心配も神頼みになってきたこのごろです。
デスク 栗田 誠之 1面担当 久保 義人 2面担当 山田 一誠
3面担当 國村 武司 4面担当 浦田 修志

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