横浜弁護士会新聞

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2005年3月号(1)

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平成17年度 会長に庄司道弘会員 副会長は小口千惠子会員ら
 平成17年度当会執行部の顔ぶれが決まった。会長には庄司道弘会員、副会長には小口千惠子、三浦修、前田一、、齋藤尚之の各会員。法曹人口の激増、裁判員制度の実施、司法支援センターの開設など、司法改革を巡る問題は山積している。
 このような中で、当会を舵取りする次期正副会長の横顔をレポートした。

(1)正副会長就任にあたってひとこと (2)略歴 (3)突撃インタビュー
次期会長
誕生日はケーキでお祝い 気配り?甘党?
庄司 道弘(30期)
(1) 司法制度改革が、制度改革としては一応の区切りがつき、今後は新制度の円滑な実施ということが弁護士会の大きな課題となります。利用者にとり、「身近で利用し易く、頼りがいのある」制度となるよう、会員全員の力で工夫努力を重ねて行きたいと思います。
(2) 昭和40年横浜平沼高校卒業、昭和45年早稲田大学第一法学部卒業、昭和53年弁護士登録
(3) 趣味はゴルフで、昨年11月に「奇跡の一日」があり、ハンディが13になった、とのこと。思い出の出来事として、平成5年ころ、タイのプーケットに、奥さんと二人の子供さんと一緒に家族旅行に行かれたことを挙げてらっしゃいましたが、同時に、昨年のスマトラ沖大地震のことを大変気にされてました。事務所内での評判は「顧問先の法律相談などで事務所にいないことが多い」そうですが、勤務弁護士・事務局の誕生日には必ずケーキでお祝いをしてくれるそうです。この点については、「実は先生が一番ケーキ好きなのでは」又は「お昼にいつも奥様お手製の超ヘルシーなお弁当を食べてらっしゃるので、その反動では」との噂が飛び交っているそうです。

次期副会長
仕事でも事務所でも尊敬される潔さ
小口千惠子(33期)
(1) 司法制度や平和主義の見直しが進められています。本当に国民が望む形になるか、在野法曹として我々弁護士の力量が試される時ですが、少しでもお役に立てればと思います。
(2) 湘南高校、中央大学法学部卒業。
(3) 趣味は「留守番」とのこと。「依頼者と家族の笑顔がある平穏な日々の連続がなによりです」と語る先生は、事務所内でも人気があり、事務員さんによると「仕事も所内の庶務に対しても諦めるところは諦めるので、皆から尊敬されている。でも、人を見捨てきれないとても大きな優しさを感じることが多々あり、そこが人気の一番の理由でしょう」とのことでした。
よく食べよく飲む事務所のお父さん
三浦 修(41期)
(1) 会員の皆さんが意見を言い易い場を提供できるように気を配りたい。
(2) 昭和47年3月栄光学園高校卒業、昭和53年3月早稲田大学法学部卒業
(3) 趣味は野球と囲碁で、現在も現役としてご活躍中。また、元高校野球球児で、高2の春季大会でサヨナラホームランを打ち、その打った瞬間の手の感触、打球の行方、仲間の歓声、全てが忘れられない、とのこと。事務所内では、よく食べ(但し、肉に限る)、よく飲む(但し、赤ワインに限る)との噂。また、厳しい時もあるが、普段は優しくアットホームで「事務所のお父さん」的存在だそうです。なお、ローソクの炎を指でつまんで消す特技も有り。
スポーツ万能の愛妻家
前田 一(41期)
(1) 時勢に押されて立候補しましたが、前年度会計担当の本間先生と同様、財務室出身ですので、それが少しでも生かされて、皆様のお役に立てればと思います。
(2) 昭和59年慶大大学院商学研究科経営学・会計学専攻MC終了。平成元年、弁護士登録
(3) 好きなスポーツは棒振り球技(野球、ゴルフ、テニス。観戦含む)とのこと。テニスは、昨年、シャラポワ人気に刺激されて始められたそうです。思い出の出来事は「新婚旅行でモナコへ行き、カジノのルーレットで『00』の一点買いが当たったこと」とおっしゃる先生の事務所内での評判は「鉄道マニアの大変な愛妻家、子煩悩の気さくな先生。普段の時と仕事の時とのメリハリがすごく、常々尊敬しています。」とのことでした。
得意の水泳で荒波を乗り切る
(42期)
(1) 「庄司丸」の機関士として、荒波にめげず、楽しく航海できればと思います。
(2) 昭和51年中央大学卒。5年間地方公務員として勤務し、その後、一念発起して弁護士に。
(3) 趣味は音楽鑑賞と時々のカラオケ、それと、休日の家族サービス、とのこと。また、中高6年間水泳部に属し、一時期はスキューバーダイビングもされていたそうです。「思い出はたくさんあり過ぎて、言い尽くせない」と語る先生の事務所内での評判は「温厚且つ公平で、何事にも努力を惜しまず、常に依頼者の事を第一に考えている弁護士です。」とのことでした。
親しみやすい県西のホープ
齋藤 尚之(45期)
(1) 弁護士経験がまだ浅いので力不足だと思いますが、逆にそういう立場だからできること、言えることもあると考えています。微力ながら、精一杯会長を補佐したいと考えています。
(2) 昭和54年3月小田原高校卒業、昭和58年3月慶應義塾大学法学部法律学科卒業、平成5年4月弁護士登録。小田原三の丸法律事務所(県西支部)所属。
(3) 趣味は、将棋とテニス、そして、旅行とのこと。中でも庄司先生らとのアメリカの裁判所・法律事務所視察旅行が一番の思い出だそうです。自宅と実家でネコ(8才及び21才)を飼われている先生は、事務所内では「真面目で責任感が強く、また、温厚で親しみやすい人柄で、支部内の若手弁護士からも信頼されている」との評判でした。

山ゆり
 日本プロ野球、このオフは球団の合併や消滅、新規参入と騒がしかった。そして、例年のごとく、井口(元ダイエー)ら、新たなメジャー挑戦選手も話題となっていた。その挑戦者の中に、デニー友利がいた
デニーは、西武と横浜で中継ぎ投手として活躍していたが、なんと、このオフ、自由契約選手になっていたそうだ。その選手がメジャー挑戦。そして、先日、何となく入団会見をテレビで見ていたら、デニーが冒頭の言葉を発していた。「人生、NEVER TOO LATE」。37歳で、しかも、自由契約後のメジャー挑戦。これまでにメジャー挑戦した選手の時とは違う感じで会見を見ていた気がする
寝ころびながら聞いた言葉だが、いい言葉だなと思った。同時に、このような言葉に反応し始める年になって来たのかと思ったりもした。弁護士になってもうすぐ丸5年。最近、和解の場だけでなく、何かと妥協してきたような自分に、再度、挑戦の意欲を持たせてくれた気がする
そう言えば、今日も裁判所から書面の催促が入っていたような。「NEVER TOO LATE」。とりあえず、心の中でつぶやいて、自分を慰めた。
山ゆりイラスト
(上山智之)

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