横浜弁護士会新聞

2009年5月号  −1− 目次 

岡部光平新会長に聞く 会務に参加して弁護士会に活力を
−会長就任おめでとうございます。現在の心境をお聞かせ下さい。
 緊張です。1000名を超える大規模な会ですから責任と役割は大きいと思っています。ただ、緊張の中にも楽しみを持って一年間やりましょうと副会長とも話しています。
−今年度の執行部はどのようなことに取り組むお考えですか。
 大きな目玉は、5月21日から実施される裁判員裁判に万全を期するということです。
 もう一つは、都市型公設事務所の設置です。
−裁判員裁判についてお聞かせ下さい。
 問題点も指摘されていますが、裁判員裁判の実施に向けて関係各機関も動いていますから、弁護士会としても協力体制をとりながらやっていきたいと思います。
 対象事件は200件前後と予想されているようですが、充分な数の弁護士の確保など準備ができているかどうか、実施まで1か月ちょっとですので、最後の詰めをしていきたいと思っています。
−都市型公設事務所については具体的にどのようにお考えでしょうか。
 都市型公設事務所は、日弁連のひまわり基金公設事務所に赴任している先生が戻ってくる事務所、また赴任する弁護士を養成する事務所と考えています。横浜弁護士会が大規模な単位会として、日弁連の遂行している弁護士過疎解消に協力し、役割を果たすという意味でも大事なものだと思います。
 具体的には、規則の制定なども踏まえて、9月から10月くらいを目処に、関内近郊に開設したいと考えています。
−将来の弁護士・弁護士会像についてお聞かせ下さい。
 弁護士会という組織は、外圧から弁護士業務の独立・弁護士の自治を守るという大きな力を持っています。弁護士会としては、その機能を守っていくことが大切だと認識しています。
 また、弁護士のあるべき姿とは、誰にもとらわれずに社会的な弱者を守るために働くことにあると思います。
−趣味の話をお聞かせ下さい。
 やはり趣味といえば軟式野球です。横浜弁護士会の野球部にも若手がどんどん入り、全国の野球部の中でも人数が多い方だと思います。全国優勝するよう期待しています。
−県民へのメッセージをお願いします。
 横浜弁護士会が神奈川県全域をカバーしている弁護士会であることを県民のみなさんに充分に認知されるように、情報を発信していきたいと思います。ホームページを充実させ、法律相談の内容や料金など県民のみなさんが知りたいと思う情報を提供していきたいと思います。
−最後に会員に対して一言お願いします。
 できるだけ弁護士会に顔を出す、どこでもいいから委員会に参加していただきたいということです。
 私も、委員会活動を通じて先輩弁護士に顔を覚えてもらったことがあります。先輩弁護士と直に接することで、先輩弁護士の様々な経験を学ぶことは非常に大切だと思います。
 できるだけ委員会に参加してもらって、意見を言って欲しいと思います。
 それが弁護士会の活力にもつながると思います。

新理事者就任披露懇親会 元気で役立つ弁護士会を目指して
 4月1日午後6時より、ホテルニューグランド3階ペリー来航の間において、当会の新理事者就任披露懇親会が開催された。
 来賓紹介の後、昨年度の理事者を代表して武井共夫前会長から退任の挨拶がなされた。
 引き続き今年度の理事者が紹介され、新理事者を代表して岡部光平新会長から就任の挨拶がなされた。岡部新会長は、昨年度、当会会員数が1027名に達したことを報告し、全国52単位会中1000名を超える会員を擁するのは6単位会のみであるから、当会は全国有数の大規模単位会として、日弁連等における役割と責任が求められるとした。
 そのような自覚の下、情報を発信し、県民の声を集約するという前年度の基本方針を承継するとした。一方、「会に元気がない」と憂い、元気で県民に役立つ弁護士会を目指すべく、公益活動ポイント制による会務の充実、法科大学院制度の下での弁護士の就職支援、職業訓練の必要性などを述べた。
 最後に、今年度の二大行事として、4月28日の中国上海市律師協会との友好協定調印、10月23日に17年ぶりに開催される民暴横浜大会を挙げ、前者祝賀会への参加、後者への寄付を呼びかけた。
 その後、吉戒修一横浜地方裁判所所長、阿部守一横浜市副市長からそれぞれ祝辞をいただき、田中由子横浜家庭裁判所所長の乾杯の音頭で懇親会に入った。
 最後は新理事者全員が出席者を見送り、懇親会は例年どおり盛況のうちに幕を閉じた。

新理事者就任披露 来賓の方々
横浜地方裁判所長 吉戒 修一
横浜家庭裁判所長 田中 由子
横浜地方検察庁次席検事 瀧澤 佳雄
神奈川民事調停協会連合会会長 高橋 理一郎
神奈川家事調停協会連合会会長 大久保 博
日本司法支援センター神奈川地方事務所所長 須須木 永一
横浜検察審査協会副会長 井上 淳順
神奈川県総務部長 古谷 幸治
神奈川県警察本部本部長 田端 智明
横浜市副市長 阿部 守一
横浜市広報相談サービス部長 小池 恭一
茅ヶ崎市総務部市民相談課長 山田  憲
大和市長 大木  哲
葉山町長 森  英二
東京地方税理士会会長 朝倉 文彦
神奈川県司法書士会副会長 守屋  敦
神奈川県行政書士会会長 礒田 都貴代
日本公認会計士協会神奈川県会会長 戸張  実
日本公認会計士協会神奈川県会副会長 須田  均
神奈川県人権擁護委員連合会会長 坂田 清一
神奈川県臨床心理士会会長 高木 秀明
神奈川県社会保険労務士会会長 大山 昭久
神奈川県土地家屋調査士会会長 関  延之
神奈川県土地家屋調査士会 
境界問題相談センターかながわ運営委員会委員長
成田 哲雄
自由民主党神奈川県議会議員団団長 持田 文男
公明党神奈川県議会議員団団長 藤井 深介
日本共産党神奈川県議会議員団 河野 幸司
神奈川ネットワーク運動共同代表 永島 順子
社会民主党・未来の会神奈川県議会議員団 日下 景子
日本労働組合総連合会神奈川県連合会会長 野村 芳広
神奈川県労働組合総連合議長 水谷 正人
社団法人神奈川県不動産鑑定士協会理事 岩澤  誠
社団法人神奈川県建築士会事務局長 岡部 正久
社団法人神奈川県建築士事務所協会会長 上原 伸一
社団法人神奈川県社会福祉士会副会長 齊藤  学
社会福祉法人横浜市社会福祉協議会会長 齋藤 史郎
財団法人中小企業災害補償共済福祉財団副理事長 渡貫 伸二
財団法人中小企業災害補償共済福祉財団神奈川支局長 大里 温也
特定非営利活動法人神奈川被害者支援センター理事長 榊原 高尋
横浜地方裁判所委員会委員 NPO法人I Loveつづき理事長   山岸 紀美江
横浜家庭裁判所委員会委員 横浜商工会議所顧問 山上  晃
横浜商工会議所総務部長 古田 正一
横浜弁護士会資格審査会委員 横浜国立大学国際経済法学専攻長  政明
横浜弁護士会懲戒委員会委員 横浜国立大学法科大学院教授 田中 利幸
横浜弁護士会綱紀委員会委員 関東学院大学法科大学院法務研究科長 松原  哲
横浜弁護士会綱紀委員会委員 神奈川大学大学院法務研究科委員長 丸山  茂
神奈川大学法学部教授 川田  昇
関東学院大学法科大学院実務法学専攻主任 村田 輝夫
桐蔭横浜大学法科大学院専攻長 古野 豊秋
横浜国立大学国際社会科学研究科長 池田 龍彦
横浜国立大学国際経済法学系委員長 柳  赫秀
横浜国立大学法曹実務専攻長 今村 与一
神奈川新聞社取締役編集局長 堀田 憲司
共同通信社横浜支局長 遠藤 一弥
産経新聞社横浜総局長 山中 保男
日本放送協会横浜放送局局長 壱岐 哲平
読売新聞東京本社横浜支局長 荒川 隆史
衆議院議員 松本  純
衆議院議員 菅  義偉
衆議院議員 小此木 八郎
衆議院議員 林   潤
衆議院議員 坂井  学
衆議院議員 田中 和
衆議院議員 桜井 郁三
衆議院議員 甘利 明
衆議院議員 亀井 善太郎
衆議院議員 やまぎわ大志郎
衆議院議員 池田 元久
衆議院議員 志位 和夫
衆議院議員 鈴木 馨祐
衆議院議員 谷口 和史
衆議院議員 古屋 範子
衆議院議員 浅尾 慶一郎
衆議院議員 小泉 昭男
衆議院議員 千葉 景子
衆議院議員 牧山 ひろえ
衆議院議員 松 あきら
衆議院議員 水戸 将史
衆議院議員 浜田 昌良

山ゆり
 私がサザンオールスターズを初めて認識したのは小学校低学年の頃、友人から借りた「チャコの海岸物語」を聴いた時だったと思う。ませた歌詞をどこまで理解したか疑問だが、とにかくすっかりはまってしまい、既にダビングしすぎのカセットテープがすり切れるくらい、繰り返し聴いたのを覚えている
以来、サザンの音楽は常にそばにあって、弁護士になってからはライブに行くのが自分へのご褒美になった。お気に入りの曲はその時々で、最近の曲のこともあれば、急に昔の曲が聴きたくなることもある。とにかく特定の曲を連日聴きまくって、元気を補充することが多い こいのぼり
時代が求める音を察知する研ぎ澄まされた感性、練りに練った歌詞と曲でありながら適度に遊びがあってあまり頑張り過ぎない感じ、そんなところが30年間続いたサザンの魅力だと思う
弁護士になって7年目、無我夢中で日々を過ごしてきたが、この先10年、20年、時代に求められる弁護士として仕事を続けて行くには何が必要か。知識、経験、誠意、ユーモア、信頼できる仲間、家族、心身の健康。「希望の轍」を聴きながら、そんなことを考えてみた。
(城田 孝子)

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