横浜弁護士会新聞

2011年12月号  −4− 目次

ベテラン活躍  横弁FCの勝利 京畿中央地方弁護士会蹴球同好会との親善試合
 10月15日に、当会サッカー部(以下、横弁FC)と京畿中央地方弁護士会蹴球同好会(以下、水原FC)との親善試合が開催された。
 今年で8回目を迎える同親善試合の通算成績は3勝3敗1分と全くの五分。同親善試合は、20分の試合を3本行い、トータルのスコアで勝敗が決せられる。試合は1本目から白熱した展開となった。
 まず主導権を握ったのは横弁FC。丁寧にパスを繋いで水原FCの守備陣を翻弄する。細かくパスを繋ぎ、ゴール正面からミドルシュートを決め、横弁FCが先制。これに対し、水原FCはフィジカルを活かしたディフェンスで対抗するも、長短織り交ぜる横弁FCのパスについていくことができない。
 中でも光ったのが小島周一会長のプレーである。小島会長はまともにプレーをするのは10年ぶりとのことであったが、足元にボールが入った際のさばき方は見事の一言であった。
 2本目以降も横弁FCの勢いは止まらない。立て続けに2点の追加点を奪うと、終始試合をコントロール。3本目開始直後に更に1点を加え、トータルスコア4−0となった段階で、完全に勝敗は決せられたかに思えた。
 しかしながらここから水原FCの猛反撃が始まる。フリーキックを直接ゴールに沈め、4−1とすると、前掛かりになった横弁FCをあざ笑うかのように切れ味鋭いカウンターを見せ、更に2得点。スコアは4−3に。楽勝ムードが漂っていた横弁FCに一転不穏な空気が流れる。しかし、この流れを断ち切ったのは、横弁FCの重鎮である左部明宏会員であった。右からのセンタリングに右足一閃、見事なボレーシュートをゴールに突き刺し勝負あり。
 こうして8回目を迎えた親善試合は横弁FCの勝利で幕を閉じた(MVPは左部会員)。水原FCの逆境を跳ね返す力強さや、長年横弁FCを支えてきた小島会長や左部会員らの活躍等、非常に見どころのある試合であった。
(会員 谷脇 啓太)

連覇の夢、散る… 日弁連野球全国大会、まさかの1回戦負け
 10月15・16日、全国から予選を勝ちあがった8チームによる日弁連野球全国大会が、雨の中、ハードオフエコスタジアム新潟において行われた。
 横浜の初戦の相手は熊本。昨年も初戦で戦った因縁のチームである。
 予想通り、横浜・畑中隆爾、熊本・林修英の両エースの先発(ちなみに筆者は打倒林を誓い、前日に“ハヤシ”ライスを食べ縁起を担いだことをアピールしておく)。
 畑中は熊本にヒットこそ許すものの要所を踏ん張り、かたや林は完璧なピッチングで3回まで横浜打線を無安打に抑えていた。
 試合が動いたのは4回横浜の攻撃。この回の先頭打者・野木大輔が、一塁前に絶妙なセーフティーバントを決め、続いて、二盗・三盗を決めて、林に揺さぶりを掛ける。その後、2アウトとなって迎えるは、チーム1の素振り量を誇る池田賢史。期待に応えて、見事レフト前にクリーンヒット。横浜が1点を先取した。
 その後、安達由幸もヒットで続いたが、残念ながらあと一本が出なかった。
 このまま横浜の流れになるかと思われた5回表。
 熊本打線が畑中に襲いかかり、一挙5安打を集中し3点をあげ逆転。その後も勢いは止まらず、6回表から登板した横浜の二番手・堀口憲治郎からも決定的な1点をあげ、試合はそのまま1−4で終了。横浜の連覇の夢はまさかの初戦で消えたのであった(尚、横浜を破った熊本も準決勝で姿を消し、波乱の大会は大阪の優勝で幕を閉じた)。
 もっとも、結果こそ出せなかったものの今年も横浜から30名以上の会員が新潟に乗り込み、他チームを人数で圧倒したことは大いに誇るべきことである。
 残念ながら初戦で負けてしまったため、出場機会のない選手も多数いたが、チームの勝利を信じて裏方の仕事に徹してくれた。こうした姿勢は必ず来年につながるであろう。
 来年こそ、今年の悔しさをバネに、あの優勝旗を再び横浜に持ち帰ろうとチーム一同で誓うのであった。
(会員 長谷山 尚城)

支部だより 横須賀支部移転問題
横須賀支部幹事 駒田 英隆
 現在、横須賀支部の大問題である支部移転問題について、会員の皆様に情報提供を行いたい。
 まず、そもそも、横須賀支部移転問題とは何かが分からない会員に説明すると、横浜地方・家庭裁判所横須賀支部及び横須賀簡易裁判所(以下「裁判所」という)の老朽化に伴い、裁判所が、現在ある神奈川県横須賀市田戸台3(最寄駅の京浜急行電鉄・県立大学駅から急勾配の坂を15分近く上らなければ、辿り着けないという交通アクセスの悪い場所)から、神奈川県横須賀市新港地区(最寄駅の京浜急行電鉄・横須賀中央駅から平坦な道を10分も歩けば、到着する交通アクセスの良い場所)へ移転する問題のことである。
 この横須賀支部移転問題で、一番の関心事は、裁判所は、何時、移転するのかという点にある。
 そこで、今回、この関心事にお答えしようと思い色々な関係者に聴取を行った。しかし、その答えは、移転時期は未確定というものがほとんどだった。ただ、それでは、情報提供の意味がないので、集めた情報で一番信憑性がありそうな情報は、平成24年9月頃に新庁舎完成、平成24年10月頃から裁判所の移転手続きが進み、その数カ月後から、新庁舎で執務が開始されるというものであった。
 なお、裁判所の移転に伴い当会横須賀支部も、新庁舎の近くに移転する予定であるが、新庁舎への移転時期が未定であるため、当会横須賀支部の移転時期も未定である。ただ、早ければ平成24年4月から移転することもあるので、ご留意頂きたい。
 このように、不十分な情報提供しか出来なかったが、少しでも、会員の皆様が参考にして頂ければ幸いである。

「弁護士フェスタ in KANAGAWA」

備えてあんしんローゴヨーイ・ドン!

編集後記
 ついこの間新年を迎えたような気分でしたが、もう年末。年を追う毎に一年がたつのが早く感じられる気がします。
 今年は震災・原発事故と日本の歴史において忘れられない一年となるでしょう。これから、どういう形で再生の道を歩むのか,人として弁護士として協力できるところに力を注いでいきたいと思います。
デスク 澤田 久代        
 記者 工藤  昇   高橋 健二   早川 和孝
中嶌 慶子 田渕 大輔 岡部 健一
波田野馨子    

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