横浜弁護士会新聞

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2000年1月号(4)

 
 51期 服部伸二郎
 相模原支部の谷口優子弁護士の下で勤務弁護士としてのスタートを切ってから早八ヵ月位経とうとしています。一年前位には修習生として前橋にいたのが不思議な位です。地域に密着して一般市民事件をやりたいという思いで相模原支部を選びましたが、その意図は大当たりでした。
 相模原支部の良い点の一つに、一年目の弁護士でも色々なことをやらせてもらえるということがあります。法律相談、講演、他業種との交流会での講師など、決して楽ではないですが一人前に?扱って頂けるというのは嬉しいことですし、貴重な経験になっています。
 それから、新人のお約束のような失敗談は数知れません。民事では、公示送達の期日を判決言渡と聞き違えて欠席してしまったり、刑事では要旨の告知に失敗して法廷でめろめろになったりしました。また、あるとき酒気帯びの国選弁護事件(業務上過失致傷を道路交通法違反落として起訴されていた)がきたので、「被害者の感情からしたら、とりあえず被告人を謝りに行かせなければならないだろう。」と考えて一緒に被害者宅へ謝りに行ったところ、何か約束しなければ帰れないような雰囲気(ほとんど軟禁状態)になってしまいました。
 そこで、被害者宅の一室を借りてそこに被告人に居てもらい、居間と被告人の間を何度も行き来して現場での調停のようなことをやるはめになりということもありました。最終的には執行猶予判決が下って被告人に喜んでもらえたのですが、不用意な自分の行動のために支払の約束をさせられてしまった被告人には悪いことをしたのではないかと今でも心が痛むことがあります。ちまたでは被害者救済に弁護士が手を貸そうという動きが盛んですが、実際に行うのは容易ではないということを痛感させられた件でもありました。
 そんなこんなでバタバタして日々過ごしていますが、面の皮が厚くなりつつある自分(実際に脂肪もついていますが)に、四月ごろの新鮮な気持ちに戻らなければいけないと思っています。相模原支部以外の方とお会いする機会は多くありませんが、今後ともよろしくお願い致します。

 一〇月三〇日、第一二回全国法曹サッカー大会が静岡にて開催され、昨年三位の横弁サッカー部「横弁FC」は、初優勝を目指して出場三回目の大会に臨んだ。
 予選リーグも前回予選敗退の京都・広島との組合わせと恵まれ、選手は色めき立つ。
 ところが京都戦、栗山博史会員が先制するも、自力強化した京都相手に大苦戦の末、一−一で引分けてしまった。
 しかもその後京都は広島に三−〇で圧勝し、決勝進出には広島戦四点差以上での勝利が条件となってしまった。
 追い詰められた横弁FCは広島戦前半、怒濤の攻撃を展開、橋本修習生の二点で二−〇と後半に望みをつなぐ。しかしあとは完全にスタミナ切れで無得点、一点及ばず今年も決勝進出はならなかった。
 結局昨年同様大阪との三位決定戦に回った横弁FC、いい所無く〇−二で敗れ、昨年以下の四位で大会を終えた。
 来年は横浜開催。三ツ沢競技場(予定)で、来年こそ初優勝の夢を叶えたいものだ。
  (横弁FC広報 阿部 雅彦) 

いろいろな相談にお応えします。
横浜弁護士会総合法律相談センター

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編集後記
 記念すべき二〇〇〇年一月号をお届けすることができました。昨今の弁護士を取り巻く内外の状況の変化は目を見張るものがあり、今後、本誌による迅速かつ的確な情報提供はより一層重要になると思われます。
 新米デスク故大変心許ないのですが、ベテランの渡辺穣(三面)、小川佳子(四面)、フレッシュな佐賀悦子(一面)、二川裕之(二面)各委員と力を合わせて頑張りたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
(デスク 沢藤 達夫) 

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