黄金の３か月｜神奈川県弁護士会

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黄金の３か月

　私の趣味は「駅伝」です。

　えっ！？駅伝走るんですか！？とよく聞かれますが、私は走りません。

　見る専門なのです。

　今回は、陸上の駅伝競技を観戦するという少々マニアックな私の趣味のお話をさせていただきたいと思います。

　私は、小学生の時に、山梨学院大学のジョセフ・オツオリ選手が、他大学の選手をごぼう抜きしていく場面に目を奪われ、以来、３０年以上にわたり、毎年、箱根駅伝を観戦してきました。

　皆さんの箱根駅伝は、１月２日の朝に始まるかと思いますが、私の箱根駅伝は、毎年箱根駅伝が終わった１月３日の午後からすでに始まっているのです。

　私は、前年の大会終了直後から、１月の都道府県対抗駅伝、２月、３月の行われる各地のハーフマラソン、５月の関東インカレ、４月から行われる各地の陸上記録会、９月の全日本インカレなど、１年間を通じて、各大学の選手の記録をチェックし、１年間かけて翌年の箱根駅伝における各大学の戦力分析を行っています。

　なお、最近では、毎年１２月頃に判明する有力な高校生ランナーの各大学への進路情報からチェックしていますので、厳密に言えば、私の中では、その年の箱根駅伝が始まる前から、すでに、次の年の箱根駅伝が始まっているのです。

　このように、私は、1年間以上をかけて各大学の戦力分析を行った上で、毎年、箱根駅伝の順位予想をし、観戦をしていますが、私の的中率は、なんと２０パーセントくらいです．．．。

　これだけ分析しても、結果が予測できないからこそ、箱根駅伝は私を魅了してやみません。

　ちなみに、大学駅伝は、１０月の出雲駅伝から始まり、１１月の全日本大学駅伝、翌年１月の箱根駅伝と続きます。この１０月から１月までの間は、駅伝ファンにとっては、毎年楽しみでしょうがない「黄金の３か月」です。

　今年の出雲駅伝が終わりましたが、私の順位予想は、１位以外全て外れでした。

　さて、今年の大学駅伝では、どのような筋書きのないドラマが生まれるのでしょうか。

　「黄金の３か月」、私は、普段より少しだけワクワクしながら毎日を過ごしています。

写真は、東京マラソンの完走メダルを手にする筆者。駅伝好きが高じて、最近自分でも少し走ったりしています。

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