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奨学金制度を創りました

2026年01月30日三木 恵美子弁護士

 私が高校生の頃、女子は4年制大学に進学するべきではない、都会で下宿生活はさせるべきではない、という風潮がありました。しかし、東大に行けば女子寮もあるし学費免除の対象者数も多いという事実を確認した先生や先輩が、私の背中を押してくださいました。

 その後、私は、弁護士になって、外国籍の方々の依頼を受けるようになりました。外国につながる子ども達の場合、親の収入が低かったり、親の在留資格が安定しないために子どもの在留も危ぶまれたりするため、進学を諦める高校生とたくさん出会ってきました。永住か定住でないと貸与型の奨学金ですらJASSOから受けることはできないことも知りました。また、親の中には、女性の進学は不要むしろ有害という考えに固執する人もあることが分かりました。

 そこで、新しく奨学金制度を作ろうと考えました。これまで長い間外国につながる子ども達を応援してきた人たちが集まって制度を設計し、1億円を拠出して、2025年4月1日付で一般財団法人を設立しました。

 初年度は応募する方が少ないのでは、という心配をしていたのですが、23の学校から26名もの方の応募がありました(要件を満たさない5件は除く)。

 親が進学に反対して結婚を強制したので児童相談所に保護された生徒や、親が在留資格を失って帰国した後に子どもだけ残っていてJASSO奨学金の要件を満たさない生徒など、まさに私たちが作った奨学金制度の趣旨に合致する生徒たちが応募してくれました。

 審査を担当してくださったのは、大学教員、高校教員、外国につながる子どもの支援を続けてきた方たちですが、応募者の中からわずか5名を選ぶのが大変だったとおっしゃっていました。この制度を必要としている方が多数あることが分かり、今後、この制度を維持継続させていくことが大切だと、実感しています。

 皆様の中で、寄付や遺贈を検討される方があれば、下記のHPをご覧ください。

 【一般財団法人 外国につながる学生のための奨学金かながわ】
 http://smk.or.jp/

写真1
 

執筆者情報

弁護士名 三木 恵美子
事務所名 横浜法律事務所
事務所住所 〒231-8873 横浜市中区相生町1丁目15番地 第2東商ビル7階
TEL 045-662-2226
Webサイト https://yokohamalawoffice.com/

 

こちらに記載の事務所情報等は執筆当時の情報です

 
 
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