横浜弁護士会新聞

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2002年11月号(3)

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日南だより いちばん○○なこと
日南ひまわり基金法律事務所
弁護士 
いちばん悩んでいること
 運動不足です。日南は車社会で、職員は、五〇メートル離れた一〇〇円ショップへ行くにも車です。一日で歩くのは、事務所内で執務机から面談机までと執務机からトイレまで、それと自宅の中だけです。努めて、ウォーキングやサイクリングをしていますが、足りません。雨ですと全く運動ができませんので、ある日、職員が帰った後、事務所内を歩き回りましたが、一〇分で馬鹿らしくなって止めました。とにかく、意識的に運動不足を解消しないと、急激に足腰が弱ってしまう恐怖を感じています。
いちばん困っていること
 言葉です。日南のご老人は方言がきつく、何を言っているのか、全く分からないことがあります。そのときは、職員に、通訳をしてもらいます。
いちばん唖然としたこと
 名簿です。市関係の公共施設主催の絵画教室から、家内が、プリプリ怒って帰ってきました。参加者の名簿が配られ、参加者の年齢が書かれている、女の年齢を公表するとは何事かというのです。名簿を見ると、名前・住所・電話番号・年齢が掲載されていました。確かに、本人の了解も得ずに、このような大事な個人情報を公開してしまう無神経さに唖然としました。このことを、住基ネットに批判的な新聞社の記者に話しました。余りピンとこなかったようで、再度、唖然としました。
いちばん怒っていること
 ヤミ金融・電話金融です。こんな地方都市にも沢山の被害者がいます。このような業者を野放しにしている行政の怠慢に怒りがこみあげてきます。

いちばん癒されること

 休日毎に、ドライブやハイキング・ダイビング等で、宮崎の山河や海に触れています。都会では失われてしまった自然が色濃く残っています。横浜育ちの私にとって、故郷を感じ、癒されるひとときです。写真は、霧島の大浪池、背後の山は韓国岳(カラクニダケ)、登山道を四〇分登ります。
いちばん嬉しかったこと
 多くの方達から、「いままで弁護士がいなくて困っていた。宮崎市の法律事務所まで相談に行くのは一苦労だった。良く来てくれました」と感謝の言葉を頂きます。法律相談を終え、「相談にきて良かった。安心しました」、介入通知発送後依頼者から、「何か月か振りでぐっすり眠れました」等、お礼の言葉を頂きます。このようなとき、弁護士になって良かった、日南に来て良かったと、心から嬉しく感じます。
 今後も弁護士から不定期で「日南だより」を寄稿していただく予定です。

新シリーズ 理事者室の窓
副会長 田中 隆三
 理事者になって、日弁連、関弁連、十県会の各会合に顔を出すことが圧倒的に増えた。そこで感じるのは、各単位会はよく頑張っているなぁ、ということと会合ではいつも顔を見る人が多いなぁ、ということだ。特に、日弁連や各弁連の理事者は負担が多いので、弁護士会として組織的に支援する必要がある。
 今、司法改革が進む中で、弁護士会の発言には時間の制約があって、じっくり会の意見をまとめる余裕が無い場合もある。もっとも早い段階で弁護士会が制度策定作業に関与することはできないものか。そうなってくると、弁護士会は司法の場から発言するだけでなく、今以上に強い組織力を持って、立法や行政にも強い影響力を及ぼす必要があるようにも思える。賛否両論はあるだろうが、現実を前にして弁護士会のみが経済や政治の流れの「ほとり」に佇んでいることはできない。まずは皆で「弁政連」に加入しましょう。
 初めて人権大会に参加した程度の私が以上のようなことを言っていいものか迷いつつ、関弁連定期大会に参加した際の一句
筑波嶺や浦もはるかな秋霞
忠 山
前回俳句の訂正
(誤)
 雁帰る灯しごろの氷川丸
(正)
 雁渡る灯しごろの氷川丸

常議員会レポート第8回(平成14年10月17日)
 第一号議案から第四号議案までは人事案件
第五号議案
 入会申込許可
 第一東京弁護士会から登録換えによる入会申込一名、元裁判官からの入会申込一名があり、いずれも許可された。
第六号議案
 支部関連の規則の改正
 一〇月四日の臨時総会で当会の支部が会則・会規の上で正規の機関として成立したことに伴い、関連する規則を改正する必要があることから規則の一部改正が承認された。改正されたのは、横浜弁護士会弁護士人事委員会設置規則、会則・会規・規則の管理に関する規則、記録等管理保存規則、支部職員規則の四本である。
 例えば、人事委員会規則では、支部に対応する地域に所在する官公署から委嘱を受けて会員を推薦する場合、当該支部の支部長の意見を聞かなければならないとした。会則・会規は、日弁連の承認を得る手続きを取っており、承認が得られることが条件に改正が議決された。
第七号議案
 「裁判官の人事評価の在り方に関する研究会報告書」に対する当会の意見
 最高裁は全般、裁判官の人事評価の在り方について調査・検討することを目的にして、最高裁事務総局内に設置された研究会を設置した。検討した結果の報告書が平成一四年七月六日に出された。
 この報告書に対する当会の意見が当会の司法制度改革実現本部で検討された上で提案された。裁判官の人事評価に問題があることを認め、透明性、客観性を持たせる方向が示されたことは評価出来るが、司法制度改革審議会の意見書より後退しており、「総じて言えば、人事評価の現状を肯定し、裁判所の枠組みを大きく変えずに部分的な改良に留まっているとの印象をぬぐい去ることが出来ない」と指摘している。
 常議員から、裁判官の人事評価についてどこまで弁護士会が意見を言えるのか、との質問があり、司法改革実現本部小野事務局長から裁判官の身分保障との関係もあるが、人事評価の基準、評価のやり方、転勤等の一般的な問題として発言することは問題がないと説明された。その後、提案された意見書案が承認された。
第八号及び第九号議案
 廃止された規則
 当会の法規集の編纂作業を行っているが、既に役割を終えた規則が残っており、廃止を議決した。廃止されたのは、相模原支部設立実行委員会設置規則(規則五六号)、日弁連新会館建設協力推進委員会設置規則(規則五〇号)である。
報告事項
 日弁連照会「仲裁法制に関する中間とりまとめ」について、前回の常議員会での議論を踏まえて内容を修正し、日弁連に提出した旨の報があった。
 日本弁護士政治連盟の理事として、尾立孝司会員を推薦した旨の報告があった。
 川崎法律相談センターが開設され、評判が良く相談の予約は五日待ちの状態になっているとの報告があった。
 小田原相談所配属のパート職員一名を採用したとの報告があった。
 弁護士会の会計状況について、会員に対し、法律相談センターの受任報告を求めているなかで、納付金が前年と比較して増えている旨の報告があった。
 一二月五日日弁連臨時総会が予定されていることから、議案の関係で一二月三日午後二時から当会臨時総会を予定している旨の報告があった。日弁連総会の議案は、(1)綱紀・懲戒制度に関する基本方針一部変更等承認の件、(2)司法修習期間に関する方針承認の件である。
(副議長 森 卓爾)
常議員からズバリひとこと
「常議員会の権限の絞り込みを」
 常議員は忙しい。常議員会の議決が弁護士会の意思とみなされる場合が多いため、このところ司法改革や法改正に対する意見の議題が目白押しである。一方、相談センターのパート職員の採用についても議決が必要とされている。パートの採用等は、会長若しくは理事者会の権限にした方がいいと思いますが、どうでしょうか。
(第四五期 小林 秀俊)

支部便り 川崎支部
「ある支部会員と市民の会話」
A:川崎市民
B:川崎支部会員
 神奈川県の弁護士会の規約が改正され支部が会内において規約上位置付けられ「公的」な存在になったんですよ。
 へ〜、でも、川崎支部は昔から、法律相談や法律講座等「公的」活動をしていましたよね。
 はい、支部法曹三者懇談会、税理士会等他士業との交流会等に加え、近年は、若手を中心に少額管財事件の運用改善等を目指す破産問題小委員会、支部修習運営小委員会、かわさき法律相談センターサポート委員会など小委員会活動も行い、更に全県に先駆けて有事立法反対決議を総会で上げるなどの活動をしてきました。
 一〇月一八日には、市民向けの集会「かわさき司法フォーラム−市民と考える裁判の未来」に参加させてもらいましたが、私たち市民が裁判に参加するためには日本の裁判のどこを変えなければいけないかとても分かり易く勉強になりました。
 一二〇名の参加で盛況でした。
 ところで、神奈川県の弁護士会は横浜弁護士会という名前だったんですね。支部の弁護士さんは、会費が安いとか、当番弁護士や国選をやらないとか、何か特典があるんですか。
 会費は同じです。むしろ、支部弁護士の方が当番弁護士等の負担は大きくなっています。
 へ〜、じゃあ何故、横浜の家来みたいな名前に甘んじているんですか。
 ……
川崎支部 幹事
藤田 温久

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