横浜弁護士会新聞

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20005年9月号(4)

 
新人弁護士奮闘記 57期 二井矢旬子会員
イソ弁の幸せな毎日
 平成15年7月。緊張感にあふれた実務修習第1クールの初日、初めて川島法律事務所の門をくぐりました。実務修習は“一生に一度、好きな場所に1年住んでいいよ”というご褒美(と私は解釈しています)。だから私は、「港町横浜に住んでみたい」という純粋なるミーハー根性で来横したところ、思いがけず川島事務所との貴重な出会いがあり、修習終了後そのまま就職させていただいて、10月には登録満1年を迎えます。
 ご存じのとおり、川島事務所は、川島清嘉先生、志保先生の両トップが率いる事務所で、イソ弁は私のほかに54期の兄弁がおります。日々、清嘉先生と志保先生両方から事件を割り振られて業務にあたるわけですが、2人のボスはそれぞれの専門分野がまったく異なっているため、事件内容は多彩で飽きのこない毎日です。さらに、両ボスは専門分野のみならず性格も指導方法も異なるため、この面でも非常に鍛えられて楽しく勉強になる日々です。
 例えば、準備書面を起案して見ていただくと、清嘉先生はみっちり赤入れしてくださいます。年初の頃ですが、とある案件で激烈な赤入れをもらってしまい、「次のも真っ赤だったらどうしよう」と、別案件の書面を提出することが恐ろしくなってしまい、深夜まで推敲に推敲を重ねたこともありました(その結果「良く書けてます」とのコメントをもらい心底安堵)。
 一方、志保先生からは「もっと勢いを!」「気合いがまだまだ」というように、依頼者と弁護士の気合いをいかに反映させるかの方法論を学んでいます。
 そんなボス2人に見守られ、会務やテニス部活動も自由にさせてもらい、兄弁とも気が合って、生き生き伸び伸びとイソ弁生活を送っている自分の幸せを噛み締める毎日です。
 奮闘記というよりも事務所讃歌といった趣きになってしまいましたが、ちなみにこの原稿はもちろん事前にチェックなしで、赤入れは一切受けていませんのであしからず。

私のホビー(42)
旧街道を歩く その2
飯田 伸一 会員
納得、樋狭間、信長の勝利
 旧街道には古戦場がある。樋狭間は、東海道39番目の宿、池鯉鮒40番目の宿鳴海の間にある。01年11月晩秋の快晴の日、樋狭間を歩いた。丘が連なり、その間を狭い街道が走る。大軍は展開できず、細長い列となる。大将のいる中心をピンポイントで丘の上から攻撃できる。信長の勝利を納得した。
雨にけむる関ヶ原
 関ヶ原は、中山道58番目の宿である。05年2月19日氷雨の中、関ヶ原を歩いた。ここは起伏はあるが、大軍が展開できる。家康の根回しの良さとそれによる西軍の不団結が、陣の配置で分る。西軍、毛利・吉川の陣は、何と東軍家康の本陣より後ろの東側にある。東軍福島らの厚い陣構えに抗した西軍宇喜多軍の善戦、三成・大谷吉継の厚い友情に思いをはせた。
ウォークラリーに参加した
 中山道には交通アクセスの悪い所がいくつかある。18番目の宿、軽井沢から難所の和田峠を越えた29番目の宿、下諏訪の間もその一つ。そこで、出発点・終点送迎バスつきのウォークラリーに参加した。軽井沢から30番目の宿、塩尻まで、04年5月16日から29日まで3回5日間の日程である。
そして道案内は消えた
 5月16日、軽井沢を出発。軽井沢町長の激励の挨拶がある。その後、係員からの注意。「皆さんのずっと後から係員が道案内の紙をはがして行きます。」
 数百人の集団で歩く。悲しい性でつい速足となり先頭集団に入る。トップは体を前傾させ、わき目もふらず跳ぶように歩いていく。
 一方、見どころやうまい物を外さないポリシーの私は、途中、堀辰雄文学記念館等に寄り、昼食で地酒、山菜天ぷら、信州そばを味わい、至福の時を過ごしていた。
 すると、係員が店をのぞき、ラリー参加者はいないと判断し、すぐに立ち去った。
 かくて、私は、優雅な寄り道のため最後尾となり、道案内の紙のない旧街道を歩くこととなった。やはり旅はひとりが良い。

法曹ゴルフ夏合宿
 横浜法曹ゴルフの夏合宿が7月15日、16日の両日北海道で行われた。この2日間は北海道にしては大変に暑い日ということだったが、関東に比べれば格段に涼しい恵まれた気候であった。
 月例の優勝者が競うとりきり戦は、武内大佳会員が優勝。ほぼ10年ぶりとのことだが、2度もとりきり戦を制するとはさすがである。最近のゴルフ場はカートの導入が増え全コース歩くなど滅多になくなったが、今回は2日間連続歩きでのラウンド。体力勝負になるかと思われたが、見事安定したスコアで優勝した。
 月例の方は、会員が優勝。2日目のコースは距離も長く、戦略性も求められる本格的コースであり、スコアを崩す会員が多い中、実力を発揮して見事スコアを伸ばした永井会員が、初日の優勝者左部明宏会員を1打差で逆転しての優勝となった。永井会員からは、早速に来年のとりきり戦への抱負が語られるなど、来年の夏に向けての意欲が感じられた。
 今回は、帰りの飛行機まで時間があったことから、余興で腕相撲大会も開催された。ドラコンの常連に名を連ねる会員が意外と腕相撲では勝ち進まず、飛距離は腕力ではないと証明されたのがおもしろかった。ちなみに腕相撲が一番強かったのは、参加者の中では尾立孝司会員だった。
 公式行事は以上であるが、翌日に札幌弁護士会の会員とゴルフをする企画が設けられており、数名が参加した。私もその一人であるが、さすがに、3日連続のゴルフはきつかった。
(澤田久代会員)

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訃 報
お悔やみ申し上げます
岩田 農夫男 会員
平成17年7月21日 逝去 享年79歳

編集後記
 先日の地震で、かなりの揺れを感じ、観葉植物が倒れてしまいました。事務所で災害に遭った時のことも考えなくては。
デスク 滝口 秀夫 1面担当 北島 美樹 2面担当 上山 智之
3面担当 佐賀 悦子 4面担当 大河内万紀子
      安富 真人

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