横浜弁護士会新聞

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20006年1月号(4)

 
弁護士政治連盟 神奈川支部 活動状況 産声から早1年
 日本弁護士政治連盟神奈川支部が、平成16年11月25日、政治資金規正法に基づく政治団体として産声をあげてから、すでに1年が経過した。通称も広報誌「明日へ」にちなんで、「明日への会」と命名された。
 「明日への会」は、特定利益を擁護するのではなく、司法改革を背景とした弁護士業務の全体拡充を図るため、特定政党に偏らぬ全方位外交を旨としている。具体的には、神奈川県選出のすべての国会議員及び市町村の首長について、それぞれ、委員2名を配転し、常時、議員等との連携を図る体制を作りつつある。これにより、市民・弁護士の声を随時政治家に届けることが可能である。一部担当者は、議員主催のパーティーにも出席し、積極的に議論をしている。
 現在、「明日への会」会員数は、110名を超えているが、支部会員が圧倒的に少ないのが現状であるので、昨年末、小林嗣政支部長を中心に、各支部を行脚し、説明会を開き、日弁連を取り巻く環境の変化や弁政連の現状などを説明し、会員の増強をはかっており、各支部からも快く迎え入れられた。
 当会会員におかれては、「明日への会」について、未だ、ご理解が十分ではないと思われるので、企画部会において、現在、企画を練っている最中である。第1周年記念特別企画として、3月2日(木)国会見学・国会議員との昼食会等を行う「国会へ行こう!」を企画している。若干の余裕があるので、参加希望者は、是非、お申し込み願いたい。
会員)

恐るべき韓国の精神力 横弁サッカー部1−0で辛勝!
 今回の親善試合に、日韓W杯で韓国を4強に導いた、あの底力を見たと言っても過言ではない。
 前回、アウェーで初の海外試合を体験し、2−0で勝利した横弁FC。水原地方弁護士会サッカー部は、そもそも徴兵を終えてから受験に取りかかるため年齢層が高い上に、友好提携の企画のために急遽編成されたチーム。対して、横弁FCは、昨年法曹全国サッカー大会で3位の実績(過去最高位タイ)。正直「親善試合ムード」があったことは否定できない。
 ところが、前日の懇親会場における、水原FC会長の「昨年の経験を糧に、1年間練習を積み重ねてきた」、水原地方弁護士会会長の「実力が足りない分は、精神力で補うしかない」との言葉どおり、水原FCの選手は闘志を剥き出しにし、終始衰えない体力・精神力で横弁ゴールに襲いかかってきた。横弁FCは前半開始間もなく、FW佐伯昭彦選手の打ったシュートが相手DFに当たって入るラッキーなオウンゴールで先制。ところが、球際の競り合いでは一歩負け、中盤のこぼれ球はほとんど拾われるという展開で試合は進み、幾度となくゴールを脅かされるシーンがあった。結果はそのままタイムアップで1対0の辛勝。
 試合後の懇親会は、昨年同様和やかな雰囲気の中行われた。が、今回のような出来では、来年のアウェーでの試合に勝ち切ることは難しいと、韓国の精神力を改めて実感した試合であった。
(鈴木 健会員)

新人弁護士奮闘記
弁護士能力とは?
理想は高く、目標は足元に
第57期 成田 信生会員
 森法律事務所で勤務している成田信生です。ほんとうに時が経過するのは早いもので、弁護士になってから既に1年が経過しました。58期の先生方も入会され、後輩には負けられないと気を引き締め直しております。
 弁護士として仕事をする前といえば、司法試験や研修所での起案のように、すでに問題・記録として事実が与えられており、それを単に机上で論理・結論を組み立てるということだけで済んでいました。しかし、実際の仕事となれば状況は全く違います。生身の人間が目の前に存在します。自分の言い分のみを主張するわがままな人間もいれば、ほとんどあきらめ開き直っている人も。本当のことを話しているか疑わしい人も。いままで与えられていた事実を、そもそも初めから自分自身で収集しなければなりません。私はコミュニケーションを取ることは苦手ではないのですが(諸先輩方に態度がでかいと言われることがありますが、不快に思われた方がもしいらっしゃればこの場を借りてお詫びします)、当初は何から聞いていいか分からないこともあり相談時間が長くなったり、単に依頼者の言い分を聞くことだけで終わってしまうこともしばしばでした。ピラミッド構造の頂点が判決とすれば、その底辺を構成する事実もおぼつかなかったということでしょうか?その点、当事務所の先輩の事実聴取に立ち会わせてもらうと、大変勉強になります。まず、事案の概略を把握した上で、問題点(請求原因、抗弁等)となりそうなところを的確に聴取していく。また、依頼者の言い分をそのまま受け入れるのではなく、あらゆる面から物事を鳥瞰し、なぜ問題なのか、これからの見通しを依頼者が分かりやすいよう咀嚼していく。迅速性・的確性・多面的視点。この1年間仕事を通じて弁護士として必要な能力がこの点であり、私にはこの能力がまだ欠如している点と痛感しました。この能力は経験によって伸びていくものと信じたい。
 これからの長い弁護士人生どうなるか分かりませんが、先輩の背中を追うとともに目の前の事件を迅速・的確にこなすべく、「理想は高く、目標は足元に」をモットーに頑張りたいと思っております。

法曹囲碁大会 秋季囲碁大会報告
法曹囲碁大会でBクラス優勝!
 昨年11月23日、市ヶ谷の日本棋院会館で第26回法曹囲碁大会が開催され、横浜Bクラスチームが昨年に引き続き優勝した。法曹囲碁大会は裁判所・検察庁・弁護士・公証人のチームが年に1度全国から集まり、クラスごとに6チームがリーグ戦形式で争う。今年横浜弁護士会からはB・Cクラス各1チームが参加した。横浜Cクラスチームは最後まで優勝争いをしたが、結果は4位。みごと優勝したBクラスチームのメンバーは主将柴野眞也、2将以下は鈴木質・徳永勝・植田薫・大木章八の各会員。徳永会員が3戦全勝であった。

横弁囲碁大会は1クラス編成で三浦修会員が優勝!
 昨年10月29日当会会館5階で秋季囲碁大会が開催された。参加者が12名と少なかったため、クラス分けをせずに対戦。最高位の会員と一番ハンデの多い会員との対戦があったり、松下会員が中国で購入したという瑪瑙のmy碁石を持参したり、少人数にもかかわらず、熱の入った大会となった。優勝は野球部の試合帰りに急遽参加した三浦修会員。優勝決定戦で上村恵史会員と大熱戦を演じた。二転三転の内容で「うーん」「うーん」という三浦会員のうめき声が長時間続いたが、うめき声がやみ三浦会員優勝。
 囲碁大会は観覧・飛び入りを歓迎します。ひやかしでものぞいてみてください。
(植田 薫会員)

いろいろな相談にお応えします。
横浜弁護士会総合法律相談センター
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編集後記
 水原地方弁護士会と当会との交流は着実に深まっていっているようです。小さな交流ですが、市民一人一人の信頼が国家間の信頼につながるものと信じます。
デスク   渡辺  穣 1面担当   本多 麻紀 2面担当 長谷川範子
総括担当 畑中 隆爾 3面担当   須藤 由理 4面担当 早川 和孝

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