横浜弁護士会新聞

2010年9月号  −4− 目次

3年連続予選突破! 日弁連野球大会予選
 7月10日、横浜・群馬・埼玉の3チームが前橋にて9月に名古屋ドームで行われる日弁連野球大会本選出場をかけた予選を行った。
 当日は、湿気と照りつける太陽で過酷な環境であったが、横浜チームのこの日にかける熱気はこれを凌駕していた。
 初戦の群馬戦は、横浜が初回に連打で先制点を奪い、その後も三浦修監督の下で確立しつつあるそつのない攻撃で点を奪い、投げても今や3児の父堀口憲治郎会員が4回を3安打に抑える好投を見せれば、西村隆雄会員も熱投で続き、最終回は高宮隆吉会員の奪三振ショーで締めて、終わってみれば12対2の大勝利であった。
 続く埼玉戦は、横浜が1回裏に、關本和臣会員の好走塁や、大型新人島武広会員の左中間三塁打などで2点を奪ったが、埼玉チームも、今年度防御率0点台のエース畑中隆爾会員から2点を奪い、3回以降は一進一退の攻防が続いた。
 焼け付く日差しの中、苦闘を制したのは、ベンチからも熱い声援を送って全員でこの日を戦った横浜チームであった。6回に見事な盗塁と犠打で3塁に進んだ田中敬介会員を、永田敏樹会員が必殺のスクイズで返して待望の1点をもぎ取り、これを全員で守りきって横浜が埼玉を3対2で下し、3年連続の本大会出場を果たしたのであった。
 その夜の祝勝会では、チーム全員が本大会ではより一層の笑顔になることを誓い、勝利の美酒に酔ったのであった。
(会員 安達 由幸)

成田会員が年間王者に! 横浜法曹ゴルフ会夏合宿
 7月16日、17日に横浜法曹ゴルフ会の恒例である北海道夏合宿が行われ、12名の会員が参加して熱戦が繰り広げられた。
 夏合宿のメインイベントは、1年間の月例優勝者のみが参加し、年間王者を決める「取り切り戦」である。初日トップに立ったのは合宿初参加の成田信生会員。男子トーナメント開催直前のためハードなセッティングの小樽カントリーで前半40とスタートダッシュに成功し(ただし、後半は54の大叩き)、木村良二会員に2打のリードをつけて折り返す。この日夜の宴会で木村会員が「僕は長年法曹ゴルフに参加しているが取り切り戦で優勝したことがない」と挨拶するのを聞き、「先輩に譲らなければならないか?」と無言のプレッシャーを受けた成田会員であるが、2日目も280ヤードを超えるドライバーショットを武器に安定したゴルフを展開、木村会員に3打差をつけて逃げ切り、嬉しい初優勝となった。
 同時に行われた月例戦では、渡邊寛一会員が2日目に88の好スコアをマークし、初日トップの常磐重雄会員を大逆転して優勝した。
 また、団体戦は上位2チームの合計打数が同点となり、最後はじゃんけん勝ち抜き戦で優勝を決定することとなった。そして、吉澤幸次郎会員が3人抜きの大活躍を見せた結果、北田幸三会員率いるチームが優勝し、豪華賞品を獲得した。
 横浜法曹ゴルフ会では、毎月県内の名門コースで月例コンペを開催している。興味のある方は幹事(筆者)までご連絡いただきたい。
(会員 三谷 淳)

新人弁護士奮闘記 これまでの3年間を振り返って
60期 会員 小林 俊介
 今年の9月で、弁護士登録をしてからちょうど丸3年を迎えます。「新人」と称するには、やや時間が経ち過ぎている感はありますが、まだまだ日常業務の過程で己の未熟さを痛感する毎日です。今回の執筆依頼を受けてから、何について書いたらよいか悩みましたが、これまでの3年間を改めて振り返り、(わずか3年ではありますが)無事に弁護士を続けてこられた原因を綴ってみようと思います。
 ボスから常に言われ続けている教えの一つに、「肉体・精神ともに常に健康であれ」というものがあります。まだまだ若輩者の私も、今までに担当した事件を処理する際に、事件の相手方や裁判所だけでなく、時には依頼者との関係でも、大きなストレスを受けることがありました。事件が上手く解決した時には、それまでの苦労などはすべて吹っ飛びますが、事件が停滞して出口が見えない時に様々な方面から受けるストレスは、弁護士になる前には想像できないものでした。先日も、裁判所を味方に引き込めていない訴訟事件の証人尋問の際に、急に胃がキリキリ痛み出すということがありました。
 そんな日常業務で生じるストレスの解消に役立ち、心の健康法となっているのが「旅行」です。元来、私は至って出不精な人間なのですが、旅行の企画を趣味とする妻に連れられるがままに、様々な場所へ旅行しました。昨年夏に初めてハワイ島へ行き、キラウェア火山口をトレッキング(山歩き)しましたが、地面の裂け目から蒸気が噴き出す様は壮観でした。他にも、国内では沖縄本島、八重山諸島、奄美大島、屋久島、利尻・礼文島などの島巡りをしました。素晴らしい自然を見て、普段はできない体験をすることによって、自分の体の中の「悪いモノ」をリセットし、休み明けの仕事を頑張る……ということの繰り返しで3年間を過ごしてきました。
 勿論、これまで無事に弁護士を続けてこられたのは、家族よりも多くの時間を共有している同僚の先生、同期や受験時代からの友人の存在も非常に大きいです。また、私が所属する弁護士業務改革委員会は、委員会活動もさることながら、ユニークな先生方との飲み会も非常に楽しく、末永くこの委員会で活動したいと思っています。
 弁護修習中にある先生から頂戴した「この業界の中で決して孤立してはいけない」というアドバイスの意味を深く噛みしめながら、これからも過ごしていきたいと思います。

備えてあんしんローゴヨーイ・ドン!

編集後記
 夏の蒸し暑さを表す指数として不快指数がありますが、最近ではビール指数などもあるようです。同じ意味でも不快指数100%というよりはビール指数100%という方が少しは暑さが和らぐような気がします。今号が発行される頃には涼しくなっていることを願うばかりです。
デスク 大和田 治樹  1面担当 奥園 龍太郎  2面担当 城田 孝子
     3面担当 千歳 博信  4面担当 三橋  潔

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