横浜弁護士会新聞

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1999年10月号(4)

 
第53期修習生 見学旅行
まじめに見学  楽しく宴会
 今年の修習生の見学旅行は、九月四日に行われた。見学先は平塚市にある神奈川県環境科学センターであった。同センターは、平成三年四月に、環境問題全般にわたる総合的な県立試験研究機関として設立されたものである。センターでは、一時から三時三〇分までの間、三人の講師から、ビデオも交えて、センターの概要の説明、最近特に問題になっているごみとダイオキシン問題、「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」(化審法)等について詳細な講義をしていただいた。センターには、修習生から事前に質問事項が出されていたので、その質問に応答するような形で講義をしていただくことができ、興味深く聞くことができた。ただ、残念だったのは、時間の関係で排気ガス等の実験施設の見学が割愛されたことであった。センターでの見学が終了した後は、箱根湯本に向かい、恒例の吉池旅館で日頃の疲れを癒すため温泉に入った後、懇親会に移った。一部で批判もある修習生の班別余興ではあるが、修習生らしく?窃盗の被害者として広末涼子が登場する裁判劇も上品に演じられ、会場の笑いを誘っていた。大広間での懇親会の後の二次会ではそれぞれカラオケやお喋りを楽しんでいたようである。某弁護士の発見した不思議な超能力の修習生、修習生の歌う懐かしいピンクレディの渚のシンドバッド、ゲイ術の域に達しているという高い評価もある某弁護士の妖しい女形と皿踊り?の熱演などが続いて盛り上がり、時間を延長し、夜が更けるのも忘れる楽しい一時になった。最後は、会長コールの為、やむを得ずマイクを握った会長が「恋心」を歌い、午後一一時三〇分にお開きになった。
(司法修習委員会委員  小島 衛) 

夏の夜の神秘 アカテガニ産卵見学会
〜三崎口小網代にて〜
 七月二九日、三崎口近くの小網代湾にて、当会の公害環境問題委員会が主催するアカテガニ産卵見学会が行われ、会員や家族等二〇名ほどが集った。
 アカテガニは、猿蟹合戦のモデルにもなったカニで、かつては国内中至る所で見られたが、現在は生息地はごく限られている。普段は森で暮らすが、夏の大潮の晩に卵を抱え、大挙海辺に下りてきて水中に産卵する。
 見学者は日没前に海に入りカニが出てくるのを海で静かに待ち受けるのである。目前で繰り広げられる生命の営みに、参加者は息をのみ、その神秘さに心を打たれるばかりであった。
 このような光景が見られるのも、小網代が関東で唯一、森と干潟と海とが一体となって残った地域だからということであり、一同、自然の素晴らしさと大切さを改めて実感した一夜であった。
(会員 畑中 隆爾) 

私の修習日記 第53期修習生
相模原支部初の修習生
中道 徹
(指導担当 松本素彦会員) 
 弁護修習に入って早や二カ月。たくさんのことを見聞させていただきましたが、私の場合支部修習なので、それを中心に書きます。
 支部修習を希望したのは、自宅が近いのと、地元に密着した仕事を見てみたかったのと、折角だから横浜だけでなく親しい土地をもう一つ持ちたかったからです。
 来てみると、相模原での修習は史上初めてだそうで、名誉だと思う反面、懲り懲りと思われない程度に真面目にやろうと緊張もしました。東京に近くて便利な場所だし、通信などの社会的基盤整備は着々と進んでいるのに、業界の中央指向はまだ強く、この地では弁護士の数が相対的に少ないそうです。しかし、相模原の法廷は大きな窓から木洩れ日が気持ちよく差し込んで快適ですし、当番弁護士が頻繁にあるのも修習地に適しています。移動がちょっと多いけど、移動の時に担当の先生とするお話は事務所でとはまた違う味があります。これからも支部修習が盛んに行われ、多様な修習から多様な法律家が生まれてくればいいと思います。

弁護士に必要な二つの要素
稲益 みつこ
(指導担当 沼尾雅徳会員) 
 いつのまにか朝夕に秋の気配が感じられるような季節になりました。港の方まで行くと、海の色も心なしか秋めいて見えるようです。現在私は、横浜中央法律事務所の沼尾先生のもとで修習させていただいております。
 この間、弁論、証人尋問、調停、強制執行、不動産の現場検証、法律相談等々、様々な現場を見させていただきましたが、その中で、弁護士に必要な二つの要素を、改めて実感しています。一つは、プロの法律家としてリーガルサービスを提供する能力、もう一つは、それ以外の心理的な面等で依頼者をサポートする人間的力量です。依頼者の個性、立場、問題の内容に応じて的確にアドバイスをし、事を進めていく先生のお仕事の様には、学ぶところが大きいです。弁護士会での講義や社会修習でも、大変充実した修習をさせていただき、感謝しております。短い修習期間ではありますが、今後とも宜しくお願い申し上げます。

野球部 だより  惜敗!? 21対0 全国大会予選
 シーズン開幕後の雨続きによる練習不足は痛かったが、有望新人三人の加入もあり、七月以降は我がチームもピッチを上げた。
 七月二三日、熱海で行われた東京・京都との三会対抗戦では、東京には惜敗、京都には快勝。東京戦は、投手戦の末、最終回に一打逆転サヨナラのランナーを出しながら、あと一本が出なかった。
 次いで、八月七日の関越野球大会。初戦の埼玉戦は、ホームスチールをきっかけに逆転勝利。決勝の東京戦は、序盤東京ペースで進んだが、終盤逆転に成功し、一瞬、みな悲願の東京戦勝利を意識した。しかし、浮き足立ったか、あるいは東京の底力か、直後に再逆転されそのまま押し切られた。
 そして迎えた八月二一日の全国大会予選。相手は東京、舞台はあの川崎球場。期待はいやが上にも膨らんだ。
 が……。まさかの大敗に、ただただ捲土重来を期す部員たち。その瞳の奥に映る輝く明日に期待したい。(切に!!)
(鈴木 野枝) 

一〇月号担当者
デスク 小林雅信   一面 浜田薫   二面 岩田武司
三面 安田英二郎   四面 鈴木野枝      

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