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ホームロイヤーという仕事

2018年03月16日延命 政之弁護士

  私は7人の方とホームロイヤー契約を結んでいます。ホームロイヤーというのは、ホームドクターをもじった和製英語で、高齢の方や障がいのある方に寄り添って法的な支援をする仕組みです。「かかりつけ弁護士」とでも言いましょうか。

  毎月2人のご婦人のお宅を訪問し、1人の男性が事務所にやって来ます。その他、必要に応じて相談に応じる方が男女あわせて4人います。それぞれオーダーメイドで法的な支援を続けています。身寄りのない方や、親族には迷惑をかけたくないという人が多いです。

  ふつう、ひとつの事件が終わると、弁護士と依頼者との関係は終了します。しかし、ホームロイヤーは、その方が亡くなるまで、あるいは亡くなった後まで引き続き関わっていきます。本人の心身の状況に配慮しながら、長期にわたって支援を続けるのがホームロイヤーの仕事です。

  7人の方とは、認知症になったときに備えて任意後見契約を結び、亡くなった後の財産処分に関して遺言書を作成、ご遺体の引き取りやご葬儀、施設などへの支払など、亡くなった後の事務についても委任契約を結んでいます。また、認知症になる前から、ご本人の希望に応じて金銭の管理と見守りをする契約を結ぶこともあります。

  今年103歳になるご婦人の老人ホームには、十数年前から毎月家庭訪問を続けています。弟さんの成年後見人をしていたご縁で、弟さんが亡くなったあとも支援をしています。さまざまな会話をとおして、体調や判断能力の変化を確認することが面談の主な目的ですが、老人ホームのスタッフに言わせると、恋人同士の会話に聞こえるようです。金銭に関する報告なども重要です。その方は、預金残高をしっかり把握していて「あと何年生きていられるかしら。お金はまだ大丈夫よね」と言うのが口癖です。私が頷くと、彼女はニッコリと微笑んでくれます。この笑顔が見たくて家庭訪問をする、It's my favorite!(それが私の喜び!)

写真

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執筆者情報

弁護士名 延命 政之
事務所名 延命法律事務所
事務所住所 横浜市中区尾上町3-35
横浜第一有楽ビル7階
TEL 045-226-1588
Webサイト http://www.emmei-law.com/

 

 
 
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