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法曹と写真

2018年07月20日塚本 力哉弁護士

 絵描きの息子なのに絵心がないものの,写真を撮るのは好きである。修習時に世に出た初代iPhoneの便利さから写真をよく撮るようになり,今もプライベートではiPhone5Sで写真を撮っている。堅いと思われがちな法曹関係者の極めて人間らしい柔和な様子も数多く残っている。間違っても流出しないようアクセス制限等を行っているので,お心当たりのある関係各位もご安心召されたい。デジタル世代に求められる最低限の嗜みは心得ているつもりである。

 執務では専らデジタルカメラを使っている。弁護士登録した当初は、ネガ(もはや一般的には死語かもしれない)があると,写真の信用性が高いとの伝統的見解に従って、使い捨てインスタントフィルムカメラを買い込んだ。しかし,デジタル画像鑑定などの技術革新によりデジタル写真の信用性が高まり,使い捨てのフィルムカメラは使い捨てられることすらなく,まさに死蔵されている。

 わかりやすい写真撮影報告書を作る、スクリーンショット写真をPDF化してデジタル注釈を付ける,写真データを埋め込んだ準備書面などを起案するなど,依頼者の利益を図るために弁護士が写真に試みる工夫は様々である。

 今時分は、ファックスだと黒く潰れるからカラーコピーの紙媒体を出してほしいなどと牧歌的なやり取りも全国津々浦々の裁判所でなされている。今後,電子裁判化が進むと、各種デバイスから裁判所のサーバーに直接アップロードして画像や映像を証拠提出することになるだろう。GIFによるアニメーション画像も使われるかもしれない。

 写真との私的な関わりでは,弁護士として日々起案の締切と闘って、文章や写真をごく限られた相手に出し続けることにやや倦み、数年前に一人旅に出て,口永良部島の港から海を眺めた。感動して写真を撮った。それからは,詩仙李白に憧れ、フェイスブックに写真俳句を投稿するようになった。

 願わくば、池に映る月ではなく、伸びをする柔らかなネコのように大輪を摑みたい。

写真1

カウアイ島リフエで見かけたゴールデンキャット

写真2

台湾猫村で出逢った駅ネコ

 

執筆者情報

弁護士名 塚本 力哉
事務所名 のぞみ法律事務所
Webサイト http://www.nozomilaw.com/

 

 
 
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