徒然なるままにジョギング

2021年10月15日矢島　健生弁護士

　昔から、短距離走は得意な方でした。運動会では、リレーの選手に選ばれたりしたこともありました。その一方で、長距離走は、大の苦手でした。体育の授業でマラソンがありましたが、私にとっては単なる苦行でしか、ありませんでした。

　しかし、今は、マラソンこそしませんが、ほぼ毎日、ジョギングをしています。きっかけは、コロナ禍でした。それまで、フィットネスジムに通っていたのですが、コロナで通うこともできなくなり、どうしようかと思っていた時に、ふとジョギングをしている人たちを見かけました。

　「そうだ、ジョギングなら外だし、コロナでも大丈夫だろう」と、軽い気持ちで始めました。

　始める時は、自分で自分が信じられず、どうせ三日坊主で終わるだろうと思っていました。しかし、どうした訳か、今でも続いております。今では、週末に長めのジョギングをすることが、楽しみの一つになっています。　

　なぜマラソン嫌いの私が、ジョギングを続けられているかというと、もともと私は、ブラブラと散歩することが結構好きでした。普段通っている道でも、一本道をそれて裏道を通ってみると、まるで違う街並みだったりします。「こんなところに、こんなお店が」という発見が、なんとなしに楽しかったりします。

　それを、ジョギングでしています。いつも同じコースではなく、ちょっと裏道をダラダラと徒然なるままに走ってみて、新たな発見があると、一人悦に入ったりしています。今日はこっちの道を走ってみよう、明日はあっちの道を走ってみよう、これで２年ほどジョギングの習慣が続いています。

　そして、ジョギングで汗をかいた後のビールが、また格別です。週末は、長めのジョギングをしたことを免罪符にして、カロリーなど気にせずに、ビール片手に唐揚げ等々、至福の時を過ごしています。

　もしかしたら、ただこの免罪符が欲しくて、ジョギングをしているのかもしれません。

執筆者情報

弁護士名	矢島　健生
事務所名	矢島法律事務所
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