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私の趣味2023

2023年03月03日菅野 善夫弁護士

 私は、バイクを17歳から現在(67歳)まで40年間、子どもを育てている時期を除いて乗り続けています。乗ってきた車種も手指の数ではたりません。現在では、800㏄のバイクに乗っています。古い車両をオークションで買い、整備をして乗り、飽きたら売却します。お金はあまりかかりません。現在乗るのではなく眺めるだけの2台もあります。レンタルboxがパドックです。

 運転中は人車の一体感が最高です。高校まで岩手の田舎で育ちましたので、秋の夕暮れの北上山地を走るときなどは夕焼け空に溶け込んでしまう感覚を覚えました。正月にバイクで帰省したときなどは凍結した峠道を数百キロも走りました。明かりのない峠での吹雪は雪女に見えました。刺す寒さが気持ちよかったのですが、夜遅く着いた私を両親は心配のあまり血の気のひいた顔で迎え入れてくれました。

 シニアマークの年齢が近づき乗ることよりも、整備をしたり、その排気音を聞いたりすることが多くなりました。現在の愛車はBMW80という古いバイクです。もちろん整備は全部自分でします。ユーザー車検は当たり前です。写真は愛車のタペットクリアランスを調整しているところです。自分で整備をすると、音を聞いただけで調子の悪いところが分かってきます。開発者の熱い思いに触れることも出来ます。自分でいじってあげてそれに乗るのがバイクのだいご味です。

 ただ多くの場合どうしても経験してしまうのが大小さまざまな事故です。私も普通車との衝突が1回あり、またジャンプの転倒で救急搬送されたこともあります。年に一回は走行中に転倒しました。両親を苦しめました。自分が親にしたことは自分の子供からされるものです。私の2人の男の子も免許を取りバイクを購入し、そして2人とも事故を起こしました。私は心も凍るような心配をさせられました。事故を避けるには、普通車の運転を数年経験してからバイクに乗ってほしいと考えています。車の運転中にバイクの走行に恐怖を感じることがあります。しかし、若いライダーにはそれが分かりません。この恐怖を双方が分かれば相当数の事故が減るでしょう。ご子息がバイクに乗りたいと言い出したら、このような提案をしてみてはいかがでしょうか。

 バイクは、とても素晴らしい道具です。長く楽しみたいと思います。

写真1
 

執筆者情報

弁護士名 菅野 善夫

 

こちらに記載の事務所情報等は執筆当時の情報です

 
 
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