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一通のメールから

2012年05月18日太宰 順一弁護士

大型連休中の5月2日のことです。事務所に、宮城県の食品メーカーの社長さんのお母様から電話がありました。双方面識はありません。

実は、お母様の旧姓は私の姓と同じです。つまり、私たちは遠縁に当たります。余りに遠いので、敬語を使っています。

以前から社長さんとは遠縁であることは知っていました。時折デパートの物産展に出店していることがあり、一度ごあいさつでもと思いながら日が過ぎました。最近調べると、会社のホームページからメールが送れるようになっていました。私は、親戚である旨のメールを送ってみました。すぐに奥様からメールをいただき、お母様が親戚からのメールと言うことでたいそう喜んでいらっしゃるとのことでした。

そして、冒頭の電話に至りました。いろいろな話をしました。私の祖父とは面識があるということで、祖父の若い時の話を聴きました。親戚の戦前や戦後の様子もききました。親戚の中には、戦前に満州に渡り、そのまま生きて戻ってこなかった人のいることを初めて聴きました。残念な情報です。しかし、全体的には、知らなかった親戚の過去・現在の情報が聴けて楽しいものでした。今84歳とのことでしたが、声が大変に元気で、話しているだけで私の方も気持ちが元気になりました。

お母様の話では、忙しい事務所にいつ電話しようかと悩んでいて、電話が5月2日になったとのことでした。あちらはご存じなかったのですが、この日は祖父の祥月命日でした。何かの縁を感じます。

いきなりメールを送っても戸惑われるだけかと思いましたが、勇気を出してやってみるものです。人との新しいつながりができました。

こちらに記載の事務所情報等は執筆当時の情報です

 
 
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