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魔法のじゅうたんに乗って

2019年12月20日小沢 靖志弁護士

 JR東日本が50歳以上限定の大人の休日倶楽部会員に期間限定で販売する「大人の休日倶楽部パス」。これを入手すると,4日間,JR東日本管内の新幹線・特急の自由席,普通列車が乗り放題となる(北海道を含めた5日間バージョンもある)。

 これが私の魔法のじゅうたんへの搭乗券である。

 40歳台の頃から心待ちにしていて,満50歳の誕生日を迎える1ヶ月前に申し込みを済ませ,満50歳到達とともに直ちに利用し始めた。歳を重ねるとたまにはいいこともあるものだとしみじみ味わいながら。

 55歳の今,振り返ってみると,行先は冬の青森県内に偏っている。青森・弘前・下北・八戸・五所川原等。遠距離だと割安感があるということもあるが,通年,実務にさらされホットな状態で過ごしているのを無意識に寒冷地でクールダウンしているのかもしれない。

 新幹線や特急,ローカル線に乗って移動し,寒冷地で過ごすこと自体が目的なので,時間は余りある。読みたい本は全部持っていく。本棚ごとキャスターバッグで引いていくみたいだが,観光は一切しないので苦にならない。

 列車内や宿ではひたすら読書三昧。誰とも会話せずに数日過ごすことも多いが,エッセイ等を読んでいると,その作家と雑談しながら旅しているような錯覚に陥るときもある。太宰治・三浦哲郎等青森県出身作家の作品をめくってみる。地文学は地元で読むとより沁みる。

 土地の人々と交流は特にせず,フランス語にも似ている津軽弁をBGMに地酒・地肴を独り楽しむ。

写真

 そうやって,4日間クールダウンして帰京すると,またホットな日常が始まる。

 さて,そろそろクールダウンが必要だが,次の冬は魔法のじゅうたんに乗ってどこに行こうか...。

 

執筆者情報

弁護士名 小沢 靖志

 

 
 
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