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部下からのパワハラ⁉

2026年05月27日更新労働

課長に昇進して、初めての部下ができました。部下は能力が高く、仕事面ではとても頼りになりますが、年齢が近いせいもあるのか、指示を聞いてくれなかったり、態度の端々から私を馬鹿にしているように感じます。この前、少し強めに指導したら、「それってパワハラじゃないですか?」と反論され、それ以上何も言えませんでした。部下と顔を合わせるのが怖くて、最近は仕事に行くのも憂鬱です。どうすればよいでしょうか?

 昨今、パワハラを含むハラスメントに対する社会の意識が高まってきています。それ自体は決して悪いことではないのですが、パワハラを気にして部下への対応に悩む上司も増えているようです。

 厚生労働省による定義では、パワハラとは、①優越的な関係を背景とし、②業務上必要かつ相当な範囲を超えた、③労働者の就業環境が害されるような言動、とされています。

 このうち、①の「優越的な関係」とは、上司と部下の関係が問題になることが多いですが、それに限定されるものではありません。能力や知識・経験、雇用形態、年齢、社内での影響力など、様々な事情で「優越的な関係」が形成されることもありますので、「部下から上司に対するパワハラ」も十分に生じ得ます。

 ご相談の件も、部下の具体的な言動や頻度等にもよりますが、業務上必要かつ相当な範囲を超え、相談者や職場環境に被害が生じているというのであれば、部下からのパワハラと認定される可能性があります。

 パワハラによる心身へのダメージや業務への悪影響は、思いのほか大きくなることもありますので、被害拡大を防ぐためには、速やかな対応が必要です。会社にはパワハラ防止措置をとることが法律上義務付けられていますので、一人で抱え込まず、会社に相談と情報共有を行い、部下に対する指導や適切な人員配置などを求めていくことが望ましいでしょう。

 その他、弁護士や通報窓口への相談も適宜ご検討ください。

 

関連情報

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回答者情報

弁護士名 黒江 卓郎
事務所名 木村・黒江法律事務所
事務所住所 神奈川県横浜市中区尾上町1-4-1関内STビル6階
TEL 045-681-9424
FAX 045-681-9448
Webサイト https://yokohama-kimuralaw.jp

 

こちらに記載の事務所情報等は執筆当時の情報です

 
 
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