横浜弁護士会新聞

2007年4月号  −4− 目次

私が勧めるあの店この店
会員 船橋 俊司
関内食べ歩き(ランチ編)
 人の味覚は、空腹感、体調、情緒によって左右される。よって前回旨いと感じた店も次に行くと、こんなものかと思うことも良くある。
 そこで、今回私が紹介する各店は最低5回以上は足を運び味を確かめた関内屈指の名店です。
(1) 和 食
 和食は海岸通りの「花菱」が良い。加賀調理職人の主人が1人で切り盛りする魚中心のお店である(平均単価800円)。刺身良し、フライ良し、絶品は「煮付け」。季節により、銀だら、かれい、中でも黒むつが最高。その豊潤なだし汁と肉厚の切り身の食感は他店の追随を許さない。
(2) 洋 食
 洋食は相生町の「ぷらむ」が渋い。昔のジャズ喫茶風の店内は一見暗い感じだが、古くからある「横浜の洋食ランチ」の伝統をそのまま見せてくれる。私はメンチカツ定食(680円)が定番。かつて、伊勢佐木町や野毛に数多くあったこの種の洋食屋が次々と姿を消していく中、いつまでもお元気で!
 もう1つ、相生町の「海南亭」ハンバーグランチ(950円)は絶品です。
(3) 中 華
 中華料理は中華街に限ると言う人もいますが、関内では「大雅飯店」が豊富なメニューを揃えている。Bラブセット(チャーハンと八宝菜、850円)、スーラーメン(酢が入った人気品)が定番だが、冬季限定の牡蠣そば(950円)は当店で最高の名品。
(4) ラーメン
 いわゆるラーメン店はこの20年不作である。その中で伊勢佐木町の有隣ファボリの並びにある「来々軒」の味噌ラーメン(750円)は1度行ってみる価値がある。「本店」は札幌のラーメン横丁にあり、麺は札幌から空輸している。
 昭和40〜50年代の本格札幌ラーメンの味を惜しむ人には是非お勧めである。
(5) 日本そば
 日本そばは、弁護士ビル裏の「藪真」。太くこしのある麺と関東風のだし、毎日食しても飽きないという人もいる。「磯揚げそば」(750円)は大根おろし、天カス、焼海苔をほど良くブレンドした名品。「かき揚げ天せいろ」はせいろに小海老のかき揚げがつゆと一緒に付くもので、小海老を噛みながら、そばをすする食感が小気味良く、胃に解放感が広がる。
(6) とんかつ
 とんかつは「とん亭」が閉店した後、馬車道裏の「丸和」のとんかつ定食(1100円)が美味しい。開店して15年程だが、徐々に味が向上している。良質の肉に下味を付けた衣をつけてラードで揚げる。ジューシーな仕上がりは近くにある「勝烈庵」より旨いという人も多い。
(7) たまには
 少し懐が暖かいときには、尾上町の「わかな」でうな丼(2100円)を食べよう。うなぎと極上の米飯が事前に暖めてある丼にもられて配膳され、そのハーモニーに酔うことしきり。肝吸いも注文してゆっくり食べよう。
 同じく天ぷらが好きな人には相生町の名店。「天富」。昼は2100円の定食で十分。目の前で揚げられる各品を見ながらビールでも? お、とっとっと……。

三庁対抗囲碁大会 検察庁第1チームが優勝
 2月3日当会会館で恒例の三庁対抗囲碁大会が開催された。
 ここ数年裁判所と検察庁が優勝を分け合っていたが、昨年は弁護士会が優勝した。例年三庁それぞれが5名編成のチームを2組出場させていたが、今年は弁護士会が人数不足のため1チームしか編成できず、弁護士会4名と裁判所1名からなる混成チームが一つできた。しかし、混成チームといえども、裁判所トップレベルの大野英治さんと弁護士会トップレベルの柴野眞也会員、ともにクセ碁ではあるが勝負強い三浦修会員、奥山壽会員、人数不足のため幹事からお願いして出席いただいた当会職員の三浦隆志氏というメンバー構成で、優勝候補との前評判であった。
 さて、試合開始。県代表クラスから「本格派で筋が良い」との評価を得ている検察庁のリーダー斉藤良雄さんと柴野会員がともに第一試合で敗れる波乱からスタート。弁護士会チームは第一試合で裁判所第一チームに破れ優勝圏外に。その裁判所第一チームは検察庁第一チームと戦い惜しくも2−3で敗れた。結局この検察庁第一チームが優勝した。検察庁第一チームには元横浜地検交通部長で本大会の設立者である東京第二弁護士会佐々木英雄弁護士も配置され層が厚かった。裁判所第一チームが準優勝。混成チームはとりこぼしが目立ち敗退。
 試合後の懇親会では、裁判所から次期優勝宣言が飛び出した。
(会員 植田 薫)

コーヒーブレイク(4)
 つまらなくて眠くなるかもしれない話を一つ。
 パスカルが述べた言葉に「われわれは現在についてほとんど考えていない。考えるとしたら、われわれの将来の計画にそれがどんな光を投げかけているかを見るためだけだ」とある。われわれは一瞬先の決断のために過去を間断なく使っているだけで、現在というものは実質的に存在しないと。これを別の角度からみると、人の活動は過去を材料とする「推論」と一瞬先の行動のための「決断」のみで、現在は中抜きということになる。
 
 さて、推論と決断において「ばかな人間」と「かしこい人間」との差は何か。かしこい人間は、決断がもとめられている状況についての知識を活用し、さまざまな行動(反応)オプションの知識の中から、短期的および長期的帰結(結果)について、最も適切なオプションをとる者といえそうである。いわゆる、立派な人間あるいは理性である。これに対して、ばかな人間は、ある状況において浮かんだイメージのなかで考えもせず思いつきで行動を選択し、後で泣きをみる者である。短絡的、衝動的、欲望的と呼ぶたぐいの者である。
 
 では、世の中が賢い人間ばかりだとしたらどうなるか。複数の決断を要する状況にあって、全ての費用便益分析を行い主観的期待効用の予測を経て決断がなされるとなると、1日あっても結論が出ないことになりかねない。そこで、ある学者は、人は過去の肉体的嫌悪に裏付けられた経験事象を脳に格納し、何かの決断を迫られたとき、生物学的反応をもって生体のバランスのとれた恒常的状態に反する不快な過去の経験情報を本能的に放擲し、一瞬で必要なものだけに絞りこんで迅速な決断を容易にしているのではないかという。フラッシュバック的に脳に浮かぶイメージこそが最も生物学的に適切な決断材料であり、本能的選択こそ正しい決断ということになる。このような感覚をソマティックマーカー、直訳すれば「内臓に記憶された経験」と呼ぶ。理性的にみてばかな奴ほど生物学的には正しく賢いということになる。
 
 つまるところ、私のようなばかは安心なものの、賢くてもばかでも同じで、かつ現在もないとなると、わけがわからなくなってしまう。この考え、ダマシオなるポルトガル生まれの神経学者が提唱したものだが、名前どおり「騙しおって」である。興味のある方は「生存する脳」なる本の一読を。
(会員 栗田 誠之)

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編集後記
 記録的な暖冬のため、霜柱を見ることは減り、吐く息は白くならない。人間の活動が地球を暖めているのか、単なる気候変動にすぎないかは分からないが、とにかく、温暖化しつつある。寒がりには朗報、スキーヤーには凶報だ。
デスク 安田英二郎   1面担当 奥園龍太郎   2面担当
澤田 久代
      3面担当 両角 幸治   4面担当 長澤 洋征

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