横浜弁護士会新聞

2008年4月号  −4− 目次

2008年全豪オープンテニス観戦ツアー テニスもワニの肉も堪能
雨宮 則夫(浅草公証役場公証人)
 昭和63年に横浜地裁に赴任して以来のつきあいである横浜法曹テニスクラブは、これまでにニュージーランド、カナダへの遠征をした他にも、全英オープン、全仏オープンの観戦ツアーを敢行している。私も、カナダと全仏には家族共々同行させてもらい、楽しい思い出となっている。
 それが、今度はメルボルンに行くというのである。テニスフリークを自他共に認める私としては、これは参加しないわけにはいくまい。全仏のときは、川越支部長だったので、1週間も年休を取るというのは若干気が引けるところもあったが、今回は昨年の6月に裁判官を退官したので、全く支障の生じようもないということで、うきうきと参加を決めた。
 1月17日、総勢20名で成田を出発。いつものことではあるが、「その一行の賑やかなこと賑やかなこと」、落語の「地獄八景亡者戯」のよう。飛行機の中はもとより、空港で待ち時間があるといっては飲み、昼飯だといっては飲み、ホテルに着いたといっては飲みで、肝臓の休まる暇もない。
 ホテルから歩いても行けるメルボルンパークが会場。早速、18日の入場券を手に駆けつけると、我が杉山愛・スレボトニク組がウィリアム姉妹との熱戦を繰り広げているところであった。第2セットでは随分競り合ったが、応援の甲斐なく力負け。杉山組の方が、第2シードで格上であり、ボレーなども切れがよく、逆転するのではと思わせたが、杉山のサービスが今一つ威力がなかった。
 19日は、昨年準優勝のゴンザレスが破れたり、昨年、一昨年の覇者フェデラーが無名の新人を相手に、フルセットの苦戦を強いられた。フェデラーの試合の行方が気になったが、夕刻7時からワニの肉の食べられるレストランを皆で予約していたので、後ろ髪を引かれる思いで会場を後にした。オーストラリアに来て、ワニを食べなかったでは済まなかろうと、ワニやカンガルーの肉を堪能してホテルに帰ろうとすると、広場の大きなスクリーンに、フェデラーが映し出されており、ファイナルセットがまさに決着せんとするところであった。その試合が長引いたため、その後の試合も押せ押せとなり、結局、最後の、地元のヒューイットの試合が終わったのは、翌朝の4時半だったということで、地元の新聞の見出しのトップは「お休みなさい。ヒューイット」。テニスを職業としなくてよかったなあとつくづく思ったことであった。
 20日は、試合を見に行った人もいたが、私は、オプショナルツアーの方に参加し、「パッフィンビリー」という、蒸気機関車に乗りに行き、窓枠に腰を掛け外に足を投げ出す箱乗りを楽しんだり、フィリップ島で、背丈30センチ位しかない野生のフェアリーペンギンが、夜、巣に戻ってくる様子を見に行くツアーにも参加した。
 21日は、ヤラバレーに行って、ブドウ畑やワイン工場の見学といろいろな種類のワイン等の試飲を楽しみ、その夜には、全員参加のさよならパーティーとなり、ますます盛り上がる中で、大友秀夫会員の発声のもと、次回は、いよいよ残された全米オープンツアーをとの誓いを皆でしたのであった。

弁護士会A1チームが全勝優勝!
 2月16日当会会館で恒例の三庁合同囲碁大会が開催されました。
 私は囲碁を昨年の実務修習中に覚えてまだまだ素人ですが、三浦修会員にお願いして参加させていただきました。
 会場では弁護士会、検察庁、裁判所ごとにAクラス、Bクラスにわかれて各2チームずつのチームを編成し、弁護士会事務局から三浦隆志氏が裁判所チームのメンバーとして参加しました。
 三浦会員の合図で試合が始まると、各人が一手ずつ熟考し石を置く。各チーム一進一退の攻防となる。時間との関係で勝負が長引きそうな試合には時計を設置するが当事者が時計の存在を忘れるほど熱中する場面もありました。
 試合の結果は、Aクラスでは弁護士会の第1チームが優勝し、第2チームが準優勝するという快挙を成し遂げました。あまりの成績の良さに弁護士会チームは初優勝のごとく喜んでいました。一方、Bクラスでは、圧倒的な層の厚さをみせた検察庁チームが優勝、準優勝をし、優勝候補だった裁判所チームは今回惜しくも敗れてしまいました。
 個人成績では、柴野真也会員、植田薫会員が3連勝し、弁護士会チームの優勝に大きく貢献し、上村恵史会員は裁判所の強豪チームを撃破していました。
 試合後の懇親会では、お弁当を食べながら本日の試合結果について大いに談義し、特に弁護士会チームの優勝の話題で盛り上がっていました。
 なお、私の試合結果は当然の3連敗でしたが非常に楽しい囲碁会でした。
(会員 田鍋 智之)

日本弁護士国民年金基金 弁護士も長寿時代の将来設計
◇長寿時代の将来設計は自己責任
 弁護士など自営業者には、厚生年金や共済年金のように所得に応じた割増部分がありません。長期化する老後の安心のためには、自助努力で何らかの対策を講じる必要があります。ここで、公的年金制度の国民年金基金がお役に立ちます。
◇「自分年金」を自由設計できる
 支払掛け金は、年額81万6千円まで全額所得控除できます。所得控除しながら終身年金を積み立てよう。
◇だから、弁護士国民年金基金!
 若年で加入するほど、より有利な受給が可能。加入手続は簡単、手続書類をご請求ください。
【問い合せ・資料請求先】 日本弁護士国民年金基金
        FAX03−3581−3720/日本弁護士国民年金基金 弁護士も長寿時代の将来設計03−3581−3739

編集後記
 新司法試験合格者は増え、弁護士は増え、当会会員も増える。私が入会した当時は500人程度でしたが、今や1000人です。当会も規模に見合った構造に変える時期なのでしょう。
デスク 安田 英二郎   1面担当 山田 一誠   2面担当
須山 園子
      3面担当 両角 幸治   4面担当
堀之内 和英

 前のページへ

<<横浜弁護士会新聞メニューへ