横浜弁護士会新聞

2011年7月号  −4− 目次

クラブ紹介 誰でもピカソ 「美術同好会 キャンバスアバウト」
 大人になるとすっかり忘れてしまった子供のころの楽しみってありませんか。むしろ、あきらめかも知れませんが。小学校のころ、写生大会なる行事があったことを思い出して下さい。チューブに入って小さくてふっくらした、それでいて鮮やかな色をした新品の絵の具にわくわくしませんでしたか。教室という堅苦しい雰囲気から、絵を描くとは名ばかりで、そこいらをウロウロすることを許された、少しばかりの自由な時間の楽しさを。そのころは、個人差はあっても、絵の上手、下手はなく、形はさておき衝動のまま好きな色を塗り、ワイワイと楽しんでいたことを。
 そんな子供のころの絵心を、なんの臆測や恥ずかしみなく、大人になって味わえるのが、美術同好会「キャンバスアバウト」です。名前のとおり、アートこそ感性の赴くまま発露する心情であり、憧れであってかつ許されたアバウトです。
 このそぞろ芸術を楽しむため、キャンバスアバウトでは、毎年1回日本の風景を求め、はたまたほぼ2年に1度、大川隆司会員を団長として海外の街を訪ね、気の赴くまま、胃の赴くまま、スケッチや美食ときにははずれ食を楽しんでいます。主観的な腕自慢に、先輩後輩の関係なく、褒めたりけなしたり、かけあいのような会話も楽しめますよ。
 腕に自信はいりません。誰でもピカソです。現在、会員は、弁護士、書記官、事務員さんなど28名です。是非、皆さんの入会をお待ちしております。入会されたい方は、謎の巨匠と噂されている中村俊規会員(045−661−3541)までご連絡を。
(会員 栗田 誠之)

植田会員 一応 優勝 扱い 春季囲碁大会
 6月4日当会会館で恒例の春季囲碁大会が開催された。震災のため自粛という話もあったが、開催しないのは、参加希望される方に申し訳ないし、過度な自粛ムードも問題だとの各方面の指摘もあるので、開催することになった。
 ランクによりハンデを付け、各人4局を打って優勝争いをするという弁護士会最強の会員の号令の下、大会が開始された。前回秋季大会のランク表がプリンターの不具合で当日配布できず、大会開始直前、記憶によりランク付けされたのであるが、これが間違い。昨年秋季大会で当会の三浦隆志職員が優勝したものと勘違いし、昨年春季大会で優勝した同職員のハンデをさらにきつくし、昨年秋季大会で優勝した筆者のハンデを変えないというミス。気がついたのは3局終了時点。困ったことにこの時点で3戦全勝は永勝会員と筆者。いまさら対局しなおすわけにもいかず、この2名が筆者のハンデを訂正して優勝決定戦を行うことになった。
 決定戦は筆者が勝利し、筆者は一応優勝扱い、準優勝が永会員となった。
 以下、筆者の感想。1局目は鈴木質会員との先、難解定石を間違いなく打った鈴木質会員が優勢になったが、優勢を意識して手堅くなりすぎ逆転。
 2局目は対三浦職員。本来互先のはずがハンデミスにより2子局で打ったので山場もなく、順当に勝ち。
 3局目は往時「横浜弁護士会の林海峰」と呼ばれていた瀬沼忠夫会員。林海峰はオールドファンにはお馴染みのトッププロ。朝の散歩が健康の秘訣という瀬沼会員は囲碁もいまだに衰えず、横弁大会も法曹囲碁大会もほとんど皆勤賞。瀬沼会員勝勢でヨセに入ったが、大ヨセで大きいところを連続して打たせてもらいやっと逆転した、褒められない勝ち。ご年齢からはとても考えられない程の強敵なのです。
 優勝決定戦、2子局なら永会員が有利。各地に点在する白の弱石がまき網漁業のように包囲されたが、網が破れて白勝ち。
 最後になりましたが、仁平信哉常議員会議長には恒例により優勝カップをご提供いただきありがとうございました。
(会員 植田 薫)

私のホビー 一緒に箱根に行きましょう! ツーリングのお供募集中!
会員 吉澤 幸次郎
 この人、芝刈り以外にこんな事もやってるんだ…と言われることを覚悟して、2年半ほど前から私の趣味に加わったバイクについて恥ずかしながら一筆。
 元々モータースポーツに興味があり、親友が二輪免許を取得したことに触発されて私も中型、大型二輪免許を一気に取得した。
 免許取得後、縁あって写真のバイク「ドゥカティ1098S」を手に入れた。ドゥカティは言わずと知れたイタリアのバイクメーカーであり、日本車とはどこか違う美しいフォルムや2気筒エンジンの重低音に魅せられ、イタリアンレッドと相反する体型ながらすっかりお気に入りである。
 写真のバイクはレーサーレプリカの中でもスーパースポーツという分類に属しており、排気量は1099CC、最高馬力は150馬力以上という至極の性能である(なお、排気の構造上、お尻の熱さも至極というか地獄)。
 初めて乗った時は、加速力の余りの凄さにヘルメットの中で「ハンパじゃねぇ!」を繰り返し絶叫。この性能を公道で使い切れるはずもなく、写真のように富士スピードウェイでのサーキット走行も体験した。約1.5キロのホームストレートでは時速285キロ超に達したが、コーナーが近付くにつれてこのまま止まらなかったらどうしようという恐怖心がよぎり、傍目にはコーナーより相当手前でブレーキを掛けていたはず。改めてプロレーサーの凄さを実感した。
 バイクと言えば危険が付き物であることは否定できず、私も日光いろは坂にてオイルで滑って転倒した。打撲で済んだ身体よりも財布のダメージが甚大であった。修理費用もさすがイタ車である。
 それでも、無茶をしなければ十分安全で気軽に遠征できる楽しい乗り物であることは間違いない。最近ではBMWのバイクを駆る59期の長瀬陽朗会員とツーリングに行ったり、42期の小倉孝之会員とモトGP観戦に行っている。この機会にバイク乗りの会員よりツーリング等々のお誘いをお待ちしております。
© all sports.jp

備えてあんしんローゴヨーイ・ドン!

編集後記
 震災の影響は三ヶ月以上経過してもまだ落ち着くことなく、むしろ、種々問題が出てきているという感じがします。弁護士会としても個人としても、これまで以上に取り組むべき課題が出てきているように思います。
 過度な自粛も好ましくないと思いますので、普通に生活しながら、取り組めたらと思います。
デスク 澤田 久代  1面担当 工藤  昇
田渕 大輔
波田野馨子
 2面担当 中嶌 慶子
岡部 健一
     3面担当 早川 和孝  4面担当 高橋 健二

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